【SERVAMP】 平凡系女子な私の巻き込まれた戦争に横やりが入ると一帯誰が予測しただろうか←

異変６ ページ19

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「コラァ吊戯！！何度言ったらわかんだこのボケデコ！！」




ニット着てるときにカラスと遊ぶなっつってんだろ！ほつれんじゃねえか！！、と派手に扉を開けるなり狼谷吊戯の胸ぐらを掴み、怒鳴り散らすオカンが一人。金髪にポニーテール、釣り上がった双眸が特徴的な月満弓景さん。

あの人口調と見た目の割りに面倒見いいんだなあ……、１０回に１回のペースでマミーって呼んでみよう





「どうしたんですか？マミー」

「誰がマミーだクソガキ」

「ユミー」

「アレンジすんな」





呆れたようにはあ、とため息をつくと「準備が整ってな、迎えにきた」と付け加えた。何の準備だろうか。「ねえ何で？何で弓ちゃんにはちゃんとした態度なのにオレには辛辣なの？ねえ何で？」とか狼谷吊戯が喚いてたけど無視どころじゃない






「これからお前ら全員Ｃ３東京支部に来てもらう」

「嫌だ」

「ああ、嫌だな」






私が即答するとリヒトさんが腕を組ながら頷く。自分の行きたいところにしか行かねえ、と何の打ち合わせなしに声を揃えて言う私達天使コンビ。その直後またまた打ち合わせなしにパァン！、といい音を響かせてハイタッチを決めた。マジリヒトさん最高

後ろで「流石！二人とも超クール！！」と手を叩くロウレス。「何でお前そんな天使ちゃんと息ぴったしなんだよ」と私の髪をくしゃくしゃと撫でるクロ。ロウレスありがとう、クロやめて





「クソガキ共が……、すぐイキてえって言わせてやるよ。……吊戯」

「えっ！？何々、何するの！？言っとけどクロの制裁より怖いものなんて＿＿」


「いやあ実はメロンを大量に買っちゃってね！よかったら食べに来ない？Aちゃんも心配しなくてもジャンプ買ってあげるし、好きなゲームも用意するよ！」

「「「行く」」」

「二人ともチョロすぎ！！てか然り気無く兄さんも行こうとしないで！？」






悲鳴じみた声を上げて頭を抱えるロウレス。そんなロウレスを置いて「そうと決まればさっさと行くぞ」と玄関へ向かうリヒトさん。そんなリヒトさんを絶対罠っスよ！と喚きながら追いかけるロウレス。仲良く荷造りを始める私とクロ

コイツらチョロすぎかよ、と目を見開くＣ３の二人





「あ、なあなあバ狼谷吊戯。私、鉄と同じ部屋がいい！」

「かわいくお願いしながら割りととんでもないこと言うね？」






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