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異変4 ページ17

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「普段はイタリアらしいんスけど今東京に来てて……、あのコンサートの後も本当は遊ぶ予定だったんスよねー。__あ、そう言えば憤怒の姐さんも日本っスよね。アオモリ、だったかな?」





携帯を片手に弄りながらそう話すロウレス。へえ、そうだったんだ。残りの二人も日本にいたのか。ってことは__




「今……全員日本に揃ってる……?」

「そう!こんなの絶対妙っスよね!?」





私が気付いたことを口にしたのはクロだった。そのクロの呟きにロウレスは身を乗り出してそう声を荒げる。まあ、私はよくわからないんだが、どうやらサーヴァンプが同じ国集まるのは妙らしい。私はよくわからないんだが(二度目)

でも確かに世界は広いし、そもそもサーヴァンプが近くにいないといけないなんて掟もない。そりゃフリーダムに世界を駆けますわな。道理でサーヴァンプ同士で初めに言う台詞が「久しぶり」なわけだわ


全員が同じ場所に揃うのなんてあの人を殺す相談をしたとき以来だ、とロウレスが不安そうに言葉を濁す





「今度は間違えねえよ」





そんな弟を安心させるように、兄は力強い言葉を投げかけた






「オレ達は椿を殺さない。オレ達が求めるのは今度こそ、対話だ」






カッコいいぞ、お兄ちゃん

頬杖をつきながら、クスリ、と微笑み、そんなことを心の中で思う。言ってやってもいいんだけど、黒髪がくしゃくしゃにされるのは勘弁なんだよなあ






「……うん、そうだね」






目を伏せて肯定すると、クロは照れ臭そうにしてそれ以上は何も言わなかった

あっはっは、そんなに照れることないのになあ。クロの口から『オレ達』って言葉が出て嬉しいぞ?、といった笑みを向けてやれば、いつも通りの「向き合えねー……」という言葉が返ってくる






「何スかその通じあってる感じ……」

「ん?ああほら、相棒だから」

「相棒っつーよりオレ的には夫婦の方がしっくりくるっスよ」



深いため息をついながら呆れた表情でロウレスが言ってくる。ロウレスが私達を交互に指差しながらそう言ったので釣られて、私達もお互いの顔を見合わせた





「「…………。」」






冗談きっっついぜ、ロウレス。どうしてくれんだこの静寂。とりあえず、何か喋っとくか






「……えっと、ダーリン?」






クロの真顔のアッパーが飛んできた






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桜彩 - 続きが楽しみです!頑張ってください! (2020年9月4日 8時) (レス) id: 193d98d6bf (このIDを非表示/違反報告)
F(プロフ) - とても大好きな作品で、新刊が発売される度にここに来てしまいます。これからも待ち続けます。 (2020年4月29日 16時) (レス) id: 22d6502484 (このIDを非表示/違反報告)
かきぴー - 打ち切りになってしまうのですか└(┐゙’ω゙’ω゙`┘)┌ 貴方様の作品が好きなので、私はいつまでも待っていますが大分たっているので生存を別アカで確認に来ました!! (2018年9月24日 0時) (レス) id: ab44efb571 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ(プロフ) - ずっと待っています。今回の発売でも小説は進められませんでしょうか?打ち切りであるなら一言下さるとありがたいです。続き、楽しみに待っております。 (2018年3月28日 4時) (レス) id: c82e30fe23 (このIDを非表示/違反報告)
ぶるべりほいっぷ(プロフ) - こんばんは。ずっと作者様の作品読ませていただいております...!更新待ってますので頑張ってください> < (2018年2月26日 21時) (レス) id: 18f2bb9f8b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:志吾 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2016年1月19日 5時

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