訪れなかった未来について２ ページ7
＿＿
「そっか…せめて後一週間…友達でいられたらよかったのにな…
＿来週の文化祭、けっこー楽しみにしてたんだ…」
桜哉は悲しそうな笑顔で笑った
「桜哉…」
「有栖院御園…お前の友達のAが何を望んでいるか、ちゃんと考えた？」
「御園ッ 彼の話を聞かないで…」
「Aがまだ俺を友達だって言ってくれるのなら…
俺とお前は友達になれたのかな？
ほんの少し、何かが違っていたら…
Aはお前と俺の殺し合いなんて望んでたのかなあ…？」
そして、リリイと御園を繋いでいた鎖が消えた
「あ…」
「御園っ ダメです、解いては…」
御園の元へ駆けつこうとしたリリイの背後に、倒れていたはずのベルキアが現れ、持っていた剣でリリイの足を串刺しにした
「リリ…イ…っ」
「ボッ…クは、串刺し公ベルキアッ☆
足が串刺しだァー…☆」
「！？ 糸で…動いて…！？
ッ…＿＿御園…」
そして御園は桜哉に切られていた
「さあ俺の話はどこまでが嘘でしょーかっ？
いつ俺達が二人で来たなんて言った！？言ったっけ？はははははっ」
もう一人…？
「桜哉…何でこんなことすんだよ…どうして……っ」
３人で友達になって、こんな吸血鬼同士の戦争に巻き込まれても、幸せに暮らせるのかなって思ってた
「…城田…僕は…余計なことを、したか？
友達を…守りたかったんだ…」
弱々しく御園が私に声をかけた
私はしゃがんで御園の手を握る
「大丈夫、余計なことなんかじゃない。ありがとう、御園」
もう何が何だかわからなくなってしまった
そして桜哉に背後をとられる
手首を拘束され、首辺りにナイフを突き付けられる
「Aにはわかんねーよ、俺がずっとどんな気持ちでいたのか
…皆で楽しく遊んだ帰り道、喉が乾いて仕方がないんだ…
楽しければ楽しいほど、乾いて乾いて殺したくなる
そんなとき…椿さん達に会うと安心するんだ…
俺が悪いんじゃない、吸血鬼はそういうふうにできているんだ
他人を傷付けないと生きられない生き物なんだ…
＿だから、傷付けるのは仕方ない…」
私は桜哉の話をそこまでなにも抵抗せずに聞くと、振り払うため桜哉の腹を目掛けて回し蹴りをしようとした
私の脚は空をきって避けられたわけだが
＿＿あぁ…だから
自分で動くのは嫌いなんだ
＿＿
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ナイトメア - 続き読みたいです楽しみです (2019年5月6日 6時) (
レス) id: 0db46790fe (このIDを非表示/違反報告)
アヤノ(プロフ) - 拭く←間違えてますよwww (2016年9月8日 2時) (レス) id: f323d1774a (このIDを非表示/違反報告)
アヤノ(プロフ) - お兄ちゃん5のとこでコーラーを吹くってなってて吹き出しましたwww (2016年9月8日 1時) (レス) id: f323d1774a (このIDを非表示/違反報告)
雪衛門*： - キャラ設定がめちゃ面白くてまた、読みやすいです！後、夢主ちゃんのイラスト描かせていただいてもよろしいでしょうか？？ (2016年8月15日 12時) (レス) id: 8141511487 (このIDを非表示/違反報告)
*誇乃蜜柑*(プロフ) - めちゃくちゃおもろいです笑笑 作者さん黒バスも好きですか？笑ちょくちょく出てきて嬉しい((← (2016年8月8日 13時) (レス) id: 4847510daf (このIDを非表示/違反報告)
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