【SERVAMP】一帯誰が←シリーズ・アンコール【アンソロジー】 (ページ4)

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吸血鬼ボディチェンジ.3 ページ4

「オレンジジュースおかわりなのじゃっ！」

「うんうん、ヒューは可愛いな。一家に一匹はいてもいいよなぁ」

「うわっ……ロリコンかよ…本格的に気持ち悪いぞ」

私がヒューについて語っていると、クロがドン引きしながらいってきた。
なんだよ。悪いのか？ヒューを可愛いっていったらダメなのかよ
それなら世界は間違っているな←

「あ、ありましたぁー！元に戻る方法！」

スマホを持ち上げながら女体化したお色気お姉さんことリリイが叫んだ

「む、なになに……主人の血を飲ませれば戻る…それだけでいいのか？」

「おー、なんだ。よかったな」

「ねえねえ。チョコレートパフェ好きなだけおごってあげるから、ヒューはそのままでいてくれないぃ？」

「お前チンピラみたいだな……」

誰がなんと言おうが、私は気にしない。
こんな可愛い生き物を戻すなんて人類崩壊へのカウントダウンが始まるぞ←
私は戦争を起こしてまでもそれを食い止めてやる←

「お、お主それはほんとうか……！？
う、むう……しかし、我が輩が良くても鉄の意見も聞かねばらんな…」

「別にいいんじゃねえの？
ヒューがそれがいいなら、俺がそれを食い止める権利なんてねえし。あんたもそれがいいなら、俺は別にいいぜ」

無表情で茶をすすりながら当たり前のように言う鉄。他の奴らも呆気に取られてるし

「やっべぇぇえええええ！！なにそれお前！？鉄イケメンすぎんだろ。
傲慢組は私を萌え殺す気か！？これぞまさに兵器！！
ああ、世界は斯くも美しいィィィイイイイッ！！！！！」←

「早速、爆弾に火が着いたぞ」←

「誰が爆弾だクロてめえ」

ああ、もういいや。鉄とか御園ももう血飲ませてるし

「ほら、クロさっさと血飲んでその女子力を寄越せ」

「へいへーい…」

ガブッと腕に噛みつきながらそう言うと、すぐに口をはなした。
なんどやっても慣れねえな。これ

そう思っていたらリリイとヒューは、ボフンッと音を立てて元に戻っていた。
あれ？っていうか

「あれ？クロ、お前なんで戻ってねえの？」

「は？」

クロも今気づいたような反応をして自分の姿を見た。
え？どうなんの？私に女子力吸収されてねえじゃん。いやだよいやだ。

「うぉおおおおおおおおおおおおっ！！！
クロォオオッ！血ィ飲め！！もっとだ！もっともっともっともっと！！
死ぬ数前まで！ちゃんと飲め！そしえ女子力寄越せぇぇぇえええええ！！」←

「うぐ……っ！？」

再びマンションに少女の声が響いた