【SERVAMP】一帯誰が←シリーズ・アンコール【アンソロジー】 (ページ3)

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吸血鬼ボディチェンジ.2 ページ3

「ふむふむ、朝目が覚めたら性別変換ボタンがあって
好奇心があったクロちゃんはそれを押しちゃったんだね。なるほど理解」

「オレが言った言葉が全く入ってねぇんだけど……」

あのあと、ハサミを受け止めたクロは私の手をモフモフしまくって勝負に勝ってしまった

「まあ確かにクロが女体化したのは問題だな」

「だろ」

「私が殺さないといけない相手が増えちまった」←

「おい、それどういう意味だ」

クロが言いかけた途中でピンポーンとチャイムがなった。
嫌な気配を感じた私は再びバリカンを持ってドアを開けた。

「やあ、御園くん、鉄くん。もし君たちの後ろにお色気お姉さんがいたら、このバリカンで顔を刈るんだ分かったかね？」

「なぜ分かるんだ貴様は」

「いや、正確には後ろじゃなくて、横からだ」

横を見てみるとニコニコした金髪のウェーブがかかったグラマラスな女性と、大きな帽子をかぶった愛らしい顔立ちをした幼女がいた。

「やべぇ、超和む。なにこれ、女子力？ねえ、女子力が違うだけでこんな雰囲気違うの？」

「貴様は、落ち着け。」

「おー、リリイにヒュー……お前達もか……」

ヒョコッとクロが横から顔を出して、二人に近寄った。

「む、スリーピーアッシュもか！」

「ええ、目が覚めたらこんな姿に……まぁ、私はこれでもひと肌脱げ___」

「「脱ぐなぁぁぁああああああああっ！！」」

服に手をかけていたリリイをいつもより素早く御園と殴りつけた。

「バカか貴様は！？その身体で脱ぐな！絶対に！」

「そうだ。脱いだら私がその身体に納豆パラダイスを縫ってやる」

「御園ならまだしも、縫ってやるってどういうことですか？身体に埋め込む気ですか？」

「それが女子力を封印する唯一の方法だ」

チラシで納豆が安売りと書いてあったのを思い出して、そのまま買いに行こうとしたがとりあえずこのカオスな状況をどうにかしなくては

「とりあえず上がれ、すぐに半裸状態の女性と幼女が男性二人といますって通報される前に」

そういうとなぜか四人は無表情で素早く上がってきた