Master and servant ページ17
「ぎゃぁあああああああああ!!」
朝、城田家から女子力の欠片もない悲鳴が聞こえてきた
そう、皆さんご存知のAさんである
「うるせーよ…今何時だと思ってんだ、休みの日くらい寝かせ…」
「あ、ク…」
眠そうな目を擦りながら現れたのはクロ
Aがそちらへ目を移すと、そこには・・・
自分がいた
「「!?」」
「ド、ドドドッペルゲンガー!?ぎゃああああ死ぬぅうううううう!!」
「待て、そしたらオレも死ぬことになるだろ」
「……え?」
「鏡で見てみろ」
Aが恐る恐る部屋の備え付けの姿見を見つめる
自分の姿が、自分ではなくクロになっていることを確認した
「私…じゃないクロ?」
「オレも、Aになってるな」
「もしかして入れ替わった系な?私の女子力が低すぎて男になったんじゃなくて?」
「もしそうならオレがAのない女子力を吸い取ったことになんのか?」
「よしクロ、元に戻ったら覚悟しな」
いつもなら鉄拳が飛んでくるところだが、こんな事態である、そうもいかない
代わりにニッコォと、とびっきりの笑顔で拳を握るクロ(の姿をしたA)
A(の姿をしたクロ)の表情が、酷く引きつって見えた
「お、落ち着けA…」
「え、何?私すごく落ち着いてるけど?むしろ落ち着き過ぎて笑っちゃうレベルだけど?」
「落ち着いてねえよそれ」
「いいからさっさと元に戻す方法探そ?ね?」
「いや、あの」
「ね?」
「……はい」
Aは、クロになると、逆に静かになるらしい
大人しく怒るAは、まるで鬼のようだったとK氏は語っている
To be continued on the next page.
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まっきーぺん(プロフ) - 分かりました! (2015年8月1日 14時) (レス) id: 79376702b5 (このIDを非表示/違反報告)
志吾(プロフ) - まっきーぺんさん» もう少しお待ちください! (2015年8月1日 5時) (レス) id: f062d4abc7 (このIDを非表示/違反報告)
まっきーぺん(プロフ) - いつ書けば良いですか? (2015年7月30日 17時) (レス) id: 79376702b5 (このIDを非表示/違反報告)
志吾(プロフ) - 優勇(ユウ)さん» OKです! (2015年7月30日 17時) (レス) id: f062d4abc7 (このIDを非表示/違反報告)
志吾(プロフ) - まっきーぺんさん» 了解です! (2015年7月30日 17時) (レス) id: f062d4abc7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:一帯誰がシリーズの読者様 x他5人 | 作者ホームページ:http
作成日時:2015年2月3日 22時