さしす組に囲われています。

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傑「できたよ〜」


「これめんつゆ」


悟「おー、サンキュ」


硝子「ありがと」


傑とAが座ってみんなで手を合わせる。


「どしたー？元気ない？」


悟「え、あぁ、ちょっと疲れた」


「ふふっ、はしゃぎすぎだよ」


そう言って笑う長い睫毛の横顔を眺めた。
やっぱり可愛い、


傑「さっきの写真現像したんだ」


「仕事早」


テーブルの上に乱雑に並べられた写真をみんなで覗き込んだ。30枚くらいはあるだろうか。


「ははっ、みんなすっごい笑ってる」


硝子「これ私欲しい」


悟「おぉい！それ俺も狙ってたAだろ、
ジャンケンだジャンケン！」


傑「データはあるからまた現像できるよ」


悟「あ、そっか！」


「ズズズズ…」


横を見るとAは素麺すすりながら、
うつらうつらと睡魔と格闘していた。


傑「Aったら、大丈夫かい？」


「泳いだ後ってなんでこんな眠くなるんだろ」


傑「寝ててもいいよ」


「んん〜、ちょっと寝るう」


Aは居間の隅っこにごろんと寝転がると、
傑が持ってきたブランケットを掛けた。


悟「子どもみてーだな」


傑「どの口が言ってんだか」


「ありがとげとう…」


傑「ふふ、いいんだよ」


カシャ


傑「無言で盗撮したよね硝子」


まだ少し濡れた髪がおでこに張り付いてるのを払うと、Aは気持ちよさそうに眠りについた。

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