アイスショー�� ページ21
まず最初はアイスショーのオープニングの練習
｢くじ引いて2人組になってね〜｣
インストラクターさんの声が聞こえ私は回ってきたくじを引く。
優｢A何番？｣
私｢4番｣
優｢俺5番だ、残念｣
その残念はどういう意味なんだろう。昌磨くんに付き合ってる疑惑をかけられてすこしだけ意識してしまう。
きっと私は幼なじみだから気を遣わず楽だから一緒になりたかったけどなれなくて残念って意味だよね。
まあ単純な優真の考えてることなんてそんなことだろうな。
そう思うと付き合ってる疑惑だなんて馬鹿らしく思えてくる。
傍からみたら思わせぶりな言動だろうけど優真からしたらその言動に深い意味はない。だから本当に付き合わないのー？なんて質問はやめて欲しい。
昌｢Aちゃん4番？｣
私｢うん、昌磨くんとペア？｣
昌｢そうみたいだねよろしくね｣
私｢こちらこそ！｣
オープニングは簡単なステップや振りをペアで合わせるようなもので真剣だけどみんな楽しく練習している。
昌｢ねえほんとに2人付き合わないの？｣
私｢またその質問？ほんとに付き合ってないし付き合う予定もないから期待しても無駄だよ笑｣
昌｢面白くないなー誰とも付き合ったことないの？｣
私｢いやないわけじゃない、、けど｣
これは本当の話。
昌｢え誰？｣
私｢中学の同級生です｣
昌｢そのこと優真知ってるの？｣
私｢もちろん。中学の頃はクラスのほとんどが誰かと付き合ってて友達からAも恋した方がいいよって言われてその後告白してくれた男の子と付き合ったんですけど優真に比べて私の中でのその人の存在が小さくてすぐ別れちゃった｣
昌｢え？それって優真のこと好きってわけじゃないの？｣
どこまでこの人は優真と付き合うことを期待してるのか
私｢そんなんじゃなくて笑 告白されてデートしてキスして別れたって感じで｣
昌｢えっ！初キスが全然好きじゃない人？｣
私｢いや初キスは優真で、、あっ、、｣
適当に流せばいいのに真面目に答えてしまって恥ずかしくて赤面してしまう。
昌｢どういうこと？だって付き合ってないんでしょ？｣
昌磨くんもびっくりして開いた口が塞がらない様子
必死に言い訳しようとして
私｢ほんとに小さい時で幼稚園とか小学校の時なんで、最近のことじゃなくて。本当に私達何も無いから｣
と言ったけど本当に恥ずかしくて恥ずかしくて穴があったら入りたいくらいだった
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作者名：ハルカ | 作成日時：2021年5月31日 20時
