全力疾走? ページ14
空いている方の手でケータイを耳に当てる。
「もしも「まだ?!どこにいんの?!早く!遅いよ!」」
勢い良く結花の大声が聞こえる。
「もうすぐつくよ。荷物が多くておそくなっちゃった」
「わかった!気をつけてね!二人だからって寄り道しちゃだめよ〜?」
「ねえ、結花!なんか勘違いしてない?!」
「はいはいまた今度ゆっくり聞くから!」
一方的に電話を切る結花。
はぁ、とため息をついてこっちを見ている吉良くんに声をかける。
「なんか早くしろって言われちゃった」
「買い出しさせといてみんなわがままだなー!走るよーAちゃんー!」
重い荷物を揺らしながら2人で走る。
でも思ったように早くは走れなくて。
「これ、歩くのと、変わらない、よね?」
「でも、息切らしてたら、みんな、許してくれると、思う、よー!」
息を切らしながら喋るから、吉良くんの喋り方がおかしくて。
2人で笑いながら校門をくぐり抜けると、急いで生徒会室に向かった。
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零 - すごく面白いです。頑張ってください。 (2020年1月25日 16時) (レス) id: f827375e47 (このIDを非表示/違反報告)
あちゃん(プロフ) - あこのんさん» ありがとうございます!とっても嬉しいです! (2018年2月14日 1時) (レス) id: 78dc46c779 (このIDを非表示/違反報告)
あこのん(プロフ) - すごくおもしろいです!優斗の小説すごく少ないので、これからも頑張ってください!! (2017年8月20日 20時) (レス) id: 4086ec2ffb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あちゃん | 作成日時:2017年4月23日 18時