飛行機雲 ページ13
「カナちゃん達ってー、すごいラブラブなんだねー」
「すごいお似合いよねあのふたり。見てて微笑ましい。」
「Aちゃんはー、彼氏とかいないのー?」
「できたことないの。恋愛とか難しくって」
「そうなんだー。僕と一緒だねー。」
吉良くんの言葉にびっくりして、言葉が出てこない。
次々彼女いそうなのに…
「意外だったー?よく言われるよー」
「吉良くんならすぐできるよ」
この容姿と性格じゃ女子達は放っておかないでしょ?!
「そうだねー。いつかできるといいなー。」
言葉とは裏腹に、まるで自分とは無縁だというような言い方をする吉良くん。
「見てみてー!飛行機雲だよー!」
話を逸らすように空を見上げる吉良くん。
上を見ると、消えそうなのに、しっかりと主張する飛行機雲。
「吉良くんみたいね。」
他人に距離を感じさせないけれど
しっかりと一線おいているような。
「えー!なにそれー?!」
踏み込めそうで
「ううん、なんでもない。」
その一線はしっかりと主張している。
「そっかー。」
それ以上吉良くんは何も聞いてこなくて。
ふとあたしのケータイが鳴る。
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零 - すごく面白いです。頑張ってください。 (2020年1月25日 16時) (レス) id: f827375e47 (このIDを非表示/違反報告)
あちゃん(プロフ) - あこのんさん» ありがとうございます!とっても嬉しいです! (2018年2月14日 1時) (レス) id: 78dc46c779 (このIDを非表示/違反報告)
あこのん(プロフ) - すごくおもしろいです!優斗の小説すごく少ないので、これからも頑張ってください!! (2017年8月20日 20時) (レス) id: 4086ec2ffb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あちゃん | 作成日時:2017年4月23日 18時