黒い羽根 ページ16
渚side
渚｢うわぁ、凄い・・・。｣
オーケストラは僕らが思う以上に凄いものだった。
迫力のある音量に美しい音色が僕らのいるホールに響いた。
でも僕らが驚いたのは聞いている時でも目に入るほどの大きなパイプオルガンだ。
大きな本体から伸びている細いのから太いのまで様々なパイプが圧倒的な存在感を出している。
隣に座っているAさんの見るところはそのパイプオルガンだ。
本当にパイプオルガンに釘付けだった。
渚｢(そう言えばAさん、小さい頃教会で弾いたことがあるって言ってたな。)｣
多分昔の事を思い出したのだろう。
するとAさんがスッと席を立った。
最初はトイレか何かに行くのかと思っていたらそのまま先生の所に行かずにオルガンの所に行っていった。
渚｢え、ちょ、Aさん！｣
片｢シッ！！ﾎﾞｿｯAちゃんどうしたの？｣
渚｢あ、ごめ((片｢シッ！！｣ﾎﾞｿｯごめん。Aさんの事は知らないよ。｣
ｶｴﾃﾞ｢ﾎﾞｿｯあ、Aちゃんオルガンの椅子に座っちゃった！｣
オルガンの方を見るともうAさんは座っていた。
よく見てみると鍵盤に指を添えている。
弾くつもりなのだろう。
オーケストラの曲はもう終盤。
多分終わってから弾くんだろう。
でも弾いてしまったら怒られるどころじゃない。
そして運が悪かったみたいだ。
もう演奏が終わった。
その瞬間にホール全体から拍手が巻き起こった。
次に指揮者の曲の説明があった。
その説明の終わった時、パイプオルガンの和音が聞こえた。
聞こえた時には会場全体がざわついたけど和音が終わって、しっかり引き始めるとざわつきはなくなった。
ホールに皆の息を呑む声が聞こえた。
パイプオルガンの音の特徴を生かした弾き方だった。
その音色は不協和音だけどとても引き付けられる音色だった。
聞いている内に不思議なものが見えてきた。
いや、幻覚なのは分かっていた、でも会場全体がその幻覚が見えていたと思う。
僕達は
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Aさんの背中に黒い羽根が付いているように見えた。
✄--------------- ｷ ﾘ ﾄ ﾘ ---------------✄
唐突な頭おかしいワード発言((
許してくだちい(土下座)
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ミー(プロフ) - Broken Dollsさん» あぁ！修正ありがとうございます！楽しく読んでいただけて幸いです。ありがとうございました！ (2017年10月16日 19時) (
レス) id: e745d02498 (このIDを非表示/違反報告)
Broken Dolls(プロフ) - イリーナ先生は『イリーナ・イエラ・ヴィッチ』だったと思います。とても読み易く面白いです。更新頑張って下さい。 (2017年10月15日 13時) (レス) id: b9d7b76577 (このIDを非表示/違反報告)
あぷりこっと(プロフ) - ミーさん» はい、こちらこそお願いします♪頑張って下さいネー。 (2017年10月14日 12時) (レス) id: 3496ac6a23 (このIDを非表示/違反報告)
ミー(プロフ) - ご指摘と評価ありがとうございます！！すみません…間違いがとても多くて… まだまだ至らぬところがありますが今後もよろしくお願い致します！！ (2017年10月14日 0時) (レス) id: 66477ceaa5 (このIDを非表示/違反報告)
あぷりこっと(プロフ) - 面白いですネ。あの、少し間違いがありましたのでふつつかながら言わせて頂きます。えっとまず凛月は泉のことをせーちゃんじゃなくてセッちゃんです。あと泉は司をス〜ちゃんじゃなくてかさくんです。因みにス〜ちゃんは凛月が命名しています。長々すいません。 (2017年10月13日 23時) (レス) id: 3496ac6a23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミー | 作成日時：2016年10月10日 0時
