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◇6 ページ6

ミホ「Aはどうなのよ井上くんと」







『付き合ってるふり』をし始めてから1週間。
バレることなく過ごせてる。









「何が?」

ユキ「何がって、もうとぼけないでよ〜」

ミホ「井上くんとのデート!どんな感じなの?」









お昼休み、お弁当を食べながらミホとユキと恋バナ。墓穴掘りそうで怖いからあんまりこういう話したくないけど。







ミホは2ヶ月前に先輩彼氏と別れ今彼氏募集中だけど
ユキは他校の彼氏と絶賛ラブラブ中。

さっきまで惚気話聞かされてたんだっけ。









昨日も会ったけど今日も会う、とか
昨日は初めてチューした、とかなんとか。








「ユキと違ってなんにもありませーん」

ユキ「なんにもないって事はないでしょ〜」







いや、本当になんにもない。

デートとか行ってないし。






「だってさ、幼馴染だよ?」

ミホ「幼馴染だからなんにもないって事はないでしょ」

「今更何かあるとは思え…」

ユキ「お互い好きだから付き合ってるんだよね?しかも幼馴染ならキスの一つや二つくらい…」

「恥ずかしいから!やめて!」

ミホ「照れてる〜」

ユキ「かわいい〜」








お互い好きだから付き合ってる、というワードに少し心が抉られたけどなんとか乗り切った。さすが私。

◇7→←◇5 Mizuki



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作者名:ski | 作成日時:2019年7月20日 9時

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