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ミホ「Aはどうなのよ井上くんと」
『付き合ってるふり』をし始めてから1週間。
バレることなく過ごせてる。
「何が?」
ユキ「何がって、もうとぼけないでよ〜」
ミホ「井上くんとのデート!どんな感じなの?」
お昼休み、お弁当を食べながらミホとユキと恋バナ。墓穴掘りそうで怖いからあんまりこういう話したくないけど。
ミホは2ヶ月前に先輩彼氏と別れ今彼氏募集中だけど
ユキは他校の彼氏と絶賛ラブラブ中。
さっきまで惚気話聞かされてたんだっけ。
昨日も会ったけど今日も会う、とか
昨日は初めてチューした、とかなんとか。
「ユキと違ってなんにもありませーん」
ユキ「なんにもないって事はないでしょ〜」
いや、本当になんにもない。
デートとか行ってないし。
「だってさ、幼馴染だよ?」
ミホ「幼馴染だからなんにもないって事はないでしょ」
「今更何かあるとは思え…」
ユキ「お互い好きだから付き合ってるんだよね?しかも幼馴染ならキスの一つや二つくらい…」
「恥ずかしいから!やめて!」
ミホ「照れてる〜」
ユキ「かわいい〜」
お互い好きだから付き合ってる、というワードに少し心が抉られたけどなんとか乗り切った。さすが私。
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作者名:ski | 作成日時:2019年7月20日 9時