シークレットラブ【Mizuki.I】 (ページ12)

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瑞稀「俺今日漫画読みたい」

「えー珍しいね、お菓子持ってくから先2階行ってて」

瑞稀「わかった」

今日も映画コースかなと思ってたらまさかの漫画。
少女漫画しかない気がするんだけどな…。

適当にお菓子を持って自分の部屋に入ると
瑞稀が本棚と睨めっこしてた。

瑞稀「A、これなに？」

「なんだろ」

瑞稀が手に取ったのはどこかで見たことのあるようなノートより一回り小さいメモ帳。

これ、もしかして。

「待った、見ないで」

ペラペラページをめくろうとする瑞稀からメモ帳を奪い取って中を見てみると案の定、小学校の頃にやってた交換日記？交換ノート？だった。

一時期めちゃくちゃ流行ってたよね、
色々な人達とやりすぎて訳わかんなくなっちゃっていつの間にか止まってたりするんだよね。

このノートは私が止めちゃってたみたい。

小学生の秘密と言えば、恋バナ。

小学生に限った話じゃないとは思うけど。

瑞稀「ねー見せろー」

「…絶対ダメ」

こんなの黒歴史。

瑞稀の事も書いてあるし。

『Aはみずきくんとどんなかんじ？？』

『○○ちゃんは△△くんとどうなの？？』

とか。しんどい、絶対見せらんない。