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「瑞稀は着替えなくて平気?あれだったらお父さんの貸すけど」

瑞稀「うーん、いいや、大丈夫」









ふー、さっきので寿命縮まった。
お母さん、夕方に雨降るって分かってたなら傘持たせてよー。いやそうじゃなくて。
下着類!

ちゃんとした下着なんてまだ付けてないし
昨日きたやつなんて超ヨレヨレだっあ気がする。









見られなくてよかった、そこが救い。






瑞稀「そういえばさ」

「うん?」

瑞稀「付き合ってるふりし始めてから初めてAの家きた」

「そういえばそうだね」



意識してなかったけどそういえばそうだ。
最後に私の家に瑞稀が来たのも瑞稀の家に私が行ったのもちょうど3週間くらい前。







瑞稀「…お家デートって事にする?」

「…お家デート」

瑞稀「や、俺言われたんだよ友達に!デートどんな感じなんだよって」

「それ、私も聞かれた。すっごい困った」

瑞稀「じゃあちょうどいいじゃん、これデートって事にしちゃおうぜ」









強引な気もするけどまあいっか。







瑞稀「いつもとやること変わんないかもだけど」








いつもというのは、
喋りながら食べながら映画見て、笑う。
それだけ。








これってお家デートって言っていいの?
世の中のカップルに失礼じゃない?

◇12→←◇10 Mizuki



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作者名:ski | 作成日時:2019年7月20日 9時

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