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今まで多少のミスあった。
それは何とかアドリブで
乗り越えられるものだったり、
撮り直すほどでもない言い間違いだったり。
NGが少ないのは私の強みだった。
それなのに。
年下の、ましてや演技経験の少ない
作間くんに抱き寄せられて、
台詞が飛んだ。頭が真っ白になった。
瞬時にそれが作間くんには
分かってしまったんだろう。
耳元で、私の台詞を囁いてくれた。
その時バッと台詞が出てきて、
やっとの思いで言葉を発する。
結局、やり直しにはなってしまったけれど。
「作間くん…ごめんなさい…。」
いくら年下であろうと、後輩であろうと
助けまでくれたのにやり直しになってしまった
その事実が申し訳なくて、謝る。
全然！なんていう作間くんだったけど。
左耳に向かって囁かれたからか、
左頬まで熱い。
さっきの光景が頭に浮かぶ。
正直、ドキッとしてしまった自分がいた。
こんなシーン、よくあるシーンなのに。
助けてもらったからかな…。
そんな私を、遠くから見てた人がいた。
「はい、じゃあ再開しまーす。」
スタッフさんの声が響き
撮影が再開される。
「"光…っ！！！”」
私は光。もう、ミスはしない。
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Ayame06081(プロフ) - もう書かないですか？ (2020年8月28日 20時) (
レス) id: 167689321a (このIDを非表示/違反報告)
すみれ - 素敵な作品なので、続きを楽しみにしています！ (2019年11月15日 20時) (レス) id: 2f6511dca8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：api | 作成日時：2019年7月13日 23時
