月曜日21時のヒロインⅡ【R.S】 (ページ12)

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ご飯を食べ終わり、
満腹でゆっくりとした時間を過ごす。

私は、作ちゃん、
作間くんは、Aちゃんと
お互い呼ぶことになった。

そして私への敬語も禁止した。

え～むりです～、なんて言ってたけど
敬語だと何だか距離があるから。

敬語って言った数だけデコピンするからね、
なんて言って。

会計は私も作間くんも譲らず、
結局割り勘。

意外と、頑固なのかも。

作間くんの新たな一面を発見した。

.
.
.

あまり2人で外は歩けないから、
店前で私は、タクシーを止める。

「あ、待って！！！」

作間くんに引き止められる。

携帯を手に持つ作間くん。

「連絡先…交換…したい……デス」

タメ口を使おうとしてぎこちない
喋り方になる作間くんを見て思わず笑ってしまう。

「します…か？」

「します…！！！」

お互いにクスクス笑いながら
連絡先交換をする。

それじゃあまた現場で、と
私はタクシーに乗り込む。

タクシーが発信すると同時に
携帯が震え、

『作ちゃん、デス』

短いメッセージ。

『Aデス』

そう返すと、すぐに返信が来る。

『Aちゃん、気をつけてね。』

今日は、作間くんのことをたくさん知れた。

知れば、知るほど、
もっと知りたいと思う。

家に帰ってYouTubeで"作間龍斗”と検索すると、

いつだったか、作間くんが言っていた
公式チャンネルに辿り着いた。

私はベッドに入り、再生する。

いつの間にか、見入っていた。
寝不足になるほど、ずっと、見ていた。