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明日からはどう生きて行こう。
なーんて。
失恋したらそんなこと考えんの??
いやいや、普通に過ごせばええねん。
普通に。
智洋「……普通、か」
もう普通ってなに?
考えすぎたら逆にわからんようになってきた。
メンタルめっちゃ弱ってもうてるやん。
なんなんもうさ……
『にゃあ』
智洋「……ん?」
『にゃあ』
頭がごちゃごちゃで、周りなんて見えないまま歩いていた道。
小さな鳴き声が聞こえて目を向けた先にいたのは小さな猫。
『にゃあ』
智洋「なんや、迷子か?」
『にゃー』
にゃあにゃあと可愛らしく鳴いた子猫。
俺を見つめるその瞳は、なんだか彼女に似ていた。
智洋「そんなに見んといてぇや」
悲しくなるやろ?
なーんて。
そんなことを思いながら頭を撫でてやると
猫は気持ちよさそうに目を細め、『グルグル…』と喉を鳴らした。
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ぴぃたん(プロフ) - Yuna.yさん» ありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです(^ ^) (2019年8月10日 7時) (レス) id: 4075c4da09 (このIDを非表示/違反報告)
Yuna.y(プロフ) - このお話、めちゃくちゃ好きです!前回の「雨と傘、そして犬。」から、陰ながらずっと見てます!更新頑張ってください♪ (2019年6月23日 14時) (レス) id: 582d7d7549 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴぃたん | 作成日時:2019年6月14日 22時