" Kenma＿night ページ4
午前2時15分。
変な時間に起きちゃったなぁなんて思っていると、隣で寝っ転がっている彼と目が合った。
『…研磨、起きてたんだ』
「…うん」
これといった合図もなく、自然な流れでそういう行為に至ったのがちょうど昨日の午後11時とか。
私が眠りに落ちたのは大体12時過ぎくらいだから…
(…2時間くらい寝てたのか、私)
『…ずっと？』
「さすがにあの後1時間くらいは寝た。…けど、このゲーム早く終わらせて貸さなきゃいけないから」
『誰に？』
「リエーフ」
『あぁ…』
(…高校の時のチームメイト、大事にしてるんだなぁ)
研磨とは高校からの仲で、本人曰く「Aは第一印象最悪だった。うるさいし、おれの苦手な奴らと絡んでたし」＿＿らしいけど、今となっては恋人って仲になってて。
ほんと何が起きるかわかんないなぁ、なんて。
「…Aは？」
『え？』
「…Aは体とか、しんどくないの」
研磨は、ゲーム画面からは目を離さずに言う。
でもそれが彼の精一杯の優しさであることは、聞かなくてもわかった。
『…研磨っていい人だよね』
「なにそれ…答えになってない」
『やっぱり好きだなぁ』
「…大丈夫なんだって認識でいいよね、もう」
そう言って、研磨はようやくゲームを閉じる。
『もうやらないの？』
「Aが余裕なの、なんかむかつくから」
『え？』
(…どういうこと？)
言葉の意味がわからず研磨を見つめれば、研磨は手の甲を自分のおでこに乗せて、不機嫌そうに私の方を睨んだ。
「…仮にも、あんなことした後だよ。普通もっと意識したりとかするじゃん」
『あ…、』
(…余裕ってそういうこと…)
研磨の目にはそう映ってるかもしれないけど、
私の中では全然余裕なんかない。
『…してるよ？意識』
「嘘。ぜんぜんしてない」
＿＿＿唇が押し当てられる。
心地の良いその感覚に身を委ねていれば、色情的な瞳をした研磨と目が合った。
『…もっかいしたら、もっと意識するかも』
「おれの体力が持たない。無理」
『そんなに言わなくても…』
「…違う、今は無理ってこと」
(…えっ)
意味深な言葉を残して、研磨は布団を被り直す。
『待って、どういう意味！？』
「知らない。うるさい。もう寝る」
『朝ってこと…？』
「朝からするとか意味わかんない…」
『え、じゃあどういう…！』
…結局、研磨にはうまくかわされたけど
彼の言葉に含まれた甘い予感に、自然と期待してる自分がいる、なんて。
" Kenjiro＿morning→←改めてご挨拶です。はおです
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みーこ(プロフ) - 何回読み返してもキュンです！！！ (4月6日 12時) (
レス) id: c244322177 (このIDを非表示/違反報告)
のんのん - やっぱリエーフ最高すぎてぇぇえええ！！！ (2019年12月17日 22時) (レス) id: 11b994394c (このIDを非表示/違反報告)
モンブラン♪@アップルパイも捨てがたい(プロフ) - きゃー！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！赤葦さん！！！ (2019年10月25日 22時) (レス) id: 4e49721770 (このIDを非表示/違反報告)
ぷらむ(プロフ) - めちゃめちゃ好きです.....もしよろしければ北信介さんお願いできますでしょうか.....よろしくお願いします！応援しています！ (2019年10月20日 18時) (レス) id: 3c9e77bd00 (このIDを非表示/違反報告)
おしるこぉ - ｱｯ好き…文才がカンストしとる……最高です、更新頑張ってください！！あとリエーフが読めなかった← (2019年10月8日 16時) (レス) id: 3d9d1f1805 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：は お
| 作成日時：2019年8月26日 0時
