社畜系女子高校生【呪術廻戦×ヒロアカ】 (ページ29)

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079 多様性ページ29

虎杖side

虎杖「よっしゃこい！！」

五条先生とまでは行かないかもしれねぇけど、坂崎は特級

手を抜いた手合わせでも負けるくらいだ

ちゃんと見とかねぇと…

『残念！おっそ〜い』

声がしたと思ったら、坂崎は後ろにいる

……後ろに？え、なんで！？

虎杖「っべ！！」

急いで後ろを振り向いても坂崎はいない

全方位見回して行くと

『気は抜いちゃダメですよ』

既に足元にいる坂崎

懐に潜り込まれた

色々早すぎる

呪力の流れって、こういう使い方なのか！？

五条先生とはなんか違ぇ…！

『はい、死んだ』

虎杖「いってぇ！！」

いつの間に

その言葉がそのまま合うように俺は仰向けに倒れていて

俺の腹付近を跨いでどこからか出した竹刀で俺の額を強めに小突いてきた

虎杖「最後のいったかよ…」

『痛みがあるとないとじゃ、成長の速度が段違いなんですよ

少し前にセンパイに教わりました』

虎杖「坂崎の口から先輩とか…めっちゃ変な感じするな」

『ディスってますよねそれ』

そこで話に区切りをつけて、咳払いをして俺に手を伸ばした

伸ばされた手をそのまま掴んで地べたに座ったまま上半身のみを持ち上げる

『五条先生との訓練でも分かったことはあると思いますが

私は術式上呪力が読みづらく気配を消しやすい

五条先生は底なしの呪力で圧倒的なオーラの差...みたいなものを感じるでしょうが

私は基本潜む事を得意とするので、そこを突いてくるように

呪術の多様性、人間と同じですね

君は基本殴る蹴るの暴行に力を入れすぎ

もっと柔軟性を持ってください

呪霊は人の感情の数だけいる

その負の感情を汲み取って私は自由にしてあげてるんです

呪霊達を』

虎杖「……んん…？

…分かんねぇけど、攻撃の仕方は人それぞれってことだよな！」

『ほんとに分かってなかったんですね…

ほら、解決する点が見つかればすぐ訓練、実行

立ってください

もう終わります？

まだ1戦も終わった気分になりませんけど』

虎杖「…ここで終わる俺じゃねぇよ！」

『え、何その口調

映画に毒されましたか』

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