社畜系女子高校生【呪術廻戦×ヒロアカ】 (ページ3)

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次の日からは、通常通り私ひとりでの任務だった

今日は授業で抜き打ち実技テストがあるそうだ

それを善意で言ってあげれば、上鳴くんは項垂れていた

悪戯したくなって対ロボットらしいですけど、と呟くと

パァっと明るくなって芦戸さんとハイタッチしていた

実際は違ったのだが

『ヒーロー同士の戦いは初めてみますね…正直楽しみです』

緑谷「みんな強くて凄いんだよ！！

坂崎さんも絶対ビックリするよ！みんな個性的なんだ！

坂崎さんほど強くは無いかもしれないけど…

みんなあれからちょっとづつ成長してるんだ！」

あれ、とは

恐らく私と戦った時のことだろう

あの時より成長してるんだ

さっきも言ったけど、楽しみだな

前の私ならそんなこと思わなかったな

と、考えている時にふと思い出した

『緑谷くん』

緑谷「？

なに？坂崎さん」

『ヒーローって、なんですか？』

それが昔からの私の疑問だった

私にはちゃんと親がいた

兄弟はいなかったけど、家事も仕事も立派にこなしていたはずだ

けど、親はヒーローとして知らぬ間に死んでて

みんなの目に映る親の姿を知らないまま術師になった

子供の時、ヒーローに見捨てられた屈辱と嫌悪感は今も抜けない

それから、ヒーローなんかいないって確信してしまったから。

私にできることは、術師になって非術師の平和を守ること

ヒーローなんか眼中に入れなかった

呪霊を生ませてるだけのヒーローなんか

一生と言っていいほど関わりたくなかった

だからこそ気になった

今本気でヒーローをめざしてる彼にとって、ヒーローは彼の目にどう映ってるのか

私が相澤先生を強いと思えるように

彼もまた、オールマイト達を強くかっこいい正義のヒーローとして見ているのか

ただ単純に

その食べ物は美味しいですか？という程の愚問である

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