社畜系女子高校生【呪術廻戦×ヒロアカ】 (ページ15)

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モリさんのおかげで私にしか声も姿も聞こえないし見えないのだが、あまりの文句の多さに殴りかかりそうになった

案の定先生が走ってきていたから私は知らないフリした

その気配を感じたのか、モリさんの中の2人も静かになった

『どったのせんせ』

「お、落ち着いて聞いてね...

あなたのご両親が...お仕事中に亡くなったの」

『...え、それほんとに？』

「えぇ、ホントよ

これからおばあちゃんが迎えに来てくださるから、急いで病院に行きなさい」

『...やだ！私ママとパパ見たくないもん！！

ママとパパ生きてるもん！！』

泣きそうになる演技をすれば、パパママwと言う声とゲンコツをしたような音が聞こえた

ちょっと涙止まりそうだったな...危ない危ない

「Aちゃん...とりあえず、おうち帰ろうか

おばあちゃんが来てくれるから、ね？」

こくんと頷くと、先生は頭を撫でて私のランドセルを取りに教室へ帰った

『...てことで、そのままでよろしく』

口の中を覗き込んでみると、またまたくそカオスな状況

『てか、その前に名前』

「私は呪術高専2年の夏油傑」

「...五条悟」

なんのプライドか顔を見ずに自己紹介する五条に私は爆笑し、先生の気配を感じてまた泣きそうな顔を作った

『ばあちゃんもぉきた...？』

「えぇ、今いらっしゃったわ

一緒に行こうか」

『うん...』

ちょいちょいと手招きをすると、モリさんはしっかり着いてくる

ちょっと犬みたい

ばあちゃんの所に着くと、先生は気をつけてねと言ってばあちゃんと何か話してから帰って行った

『なぁババア』

「分かっとるよ

そこに誰がおる」

『えっ...ババア見えんの！？』

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