社畜系女子高校生【呪術廻戦×ヒロアカ】 (ページ13)

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『...ん』

教室に逃げてる途中

結構でかい化け物がいた

けど私は知っている

これが他の人には見えてないって

『大人しくしててね』

手の平から銃を出して構えて

いつものように消滅させる

こいつらは殺さないと止まらないって、私は知ってる

和解なんて道はない、だってまず見えないから

それなのに人をおそおうとするから

『...うえ、きったなぁ』

「へー、やっぱ術式持ちか

しかも召喚系とか

もしかして生み出すもん自体が呪具になってんのか？

ちょい見せてみろ」

サングラスの方の変人が出てきて話しかけてきた

あ、見える人もいるんだ

なんて呑気に考えて普通に渡してしまった

『あ』

「...！

傑、これ...」

「？どうしたんだい」

『それ、多分だけど危ないから...

離れた方がいいかも』

その瞬間

目隠しが呪具といったものから

異形型の人間とは言い難い何かが出てきた

「はーん

この呪具の異例の呪力量はコイツ(呪霊)のせいか」

「この子自身が呪霊を生み出しているということか...？」

『？多分そゆこと

けどコイツらは人に怪我させないから許してるんだよね

道で見たのは全部消してるよ

街の人とかヒーローとかおそおうとするし』

「へー、ヒーロー好きなのー？」

そこで私は咄嗟に父と母の顔を思い出した

『別に...お父さんとお母さんみたいなのは嫌だけどね

個性で人の事判断するタイプの人間は無理

というより、ヒーローあんま知らないよ私』

「珍しいね、いくら無個性でも誰でも1度は憧れるだろうに」

『うーん...憧れてはいたかもなぁ

でももう違うからさぁ、どうでもいいけど事件はない方がいいじゃん』

おいで、と言ってジュレイと呼ばれた物体を撫でる

こういう気持ちよさそうな顔はどこか可愛いのである

顔はちょっと気持ち悪いけど

『私の中からこの子達が生まれてるなら

私はこのジュレイは殺せないよ

だってこっちが私の本心だもん

お父さんとお母さんが嫌いな私の本性』

...多分、と自信なく小声で言えば

サングラスの男はケタケタ笑ってガラケーに映されたテレビの画面を見せた

「じゃあ、これみたらお前は暴走しない？」

画面には、夫婦のプロヒーローが殉職したというニュースの画像

それだけ見ればあっそうという感じだった

が

次の画面で

私の両親の顔が映されたのだから

それはそれは目を見開いた

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