怪異症候群～another story～【小暮視点】part2 (ページ2)

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episode2 テケテケ2 ページ2

「･･･中川さん･･･？」

「気が付きましたか、小暮さん。良かった･･･」

扉を開けて入ってきたのは中川さんだった。

「･･･なぜここに･･･」

「コトリバコを使って怪異を解決するなんて危険にもほどがあります。なので影から様子を観察し、なにか危険なことが起きたら援助しようと思っていたのです。しかし･･･」

中川さんはそこまでいうと眉間にしわを寄せた。

「私の予想をはるかに超える事件が起きてしまった･･･コトリバコの呪いは放たれ、コトリバコの一番近くにいたあなたが呪いを強く受けてしまった。」

「･････････」

俺は黙って中川さんの話を聞いていた。

かといって冷静でいられたかと言うとそうでもない

中川さんの声が脳に響き、そしてそのまま外へ放出されるような･･･しっかりと俺に中川さんの言葉が伝わる感覚はなかった。

気持ちが中を浮いているような･･･しかし、心臓は常にバクバクと鼓動を荒くしていた。

「それで中川さんが倒れてる小暮さんを抱えているところに私が来たわけ･･･です。」

美梨は後にそう付け加えた。

「ちなみに」

それにさらに重ねて中川さんが再び口を開く

「先ほど聞こえたのですがコトリバコはあなたが倒れたと同時に消えたしまったのです」

「え？」

･･･どういうことだ？コトリバコが･･･消えた？

「呪いの箱という以外ではただの箱であるコトリバコが煙のように消えた･･･信じ難いことなのですが･･･」

中川さんは困ったようにそう説明する。

「コトリバコの呪いがある一定の人に向けられず、無差別に放出されたことも考えると今回使ったコトリバコは異質なものだったのかもしれませんね」

「･････････」

中川さんのつぶやきに俺は何も反応することは出来なかった･･･。

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この度は更新が遅れてしまい申し訳ございません。
私の期末のテストが迫ってきてまして･･･なかなか手つけられない状況にあるのが理由となります。
留年がかかっているので大変申し訳ございませんが、今週、来週あたりは更新速度が落ちてしまいます。
何度も申し上げますが、大変申し訳ございませんでした。