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回転寿司 終章(ティアリスト) ページ18

「いくらいくら・・・」

「おまえ、まだ食うのかよ」

金森さんが皿に手をかけたところに高木さんが口を出す。

「いけませんか?」

「いや・・・だってお前それ・・・13皿目だぞ?」

「・・・・・・なんでわかるんですか?ずっと見てたんですか?気持ち悪っ」

自分の皿数を暴露されて恥ずかしかったのか金森さんは睨みつけながら高木に言う

「ずっと見てたわけではねぇよ。てかレーン見てたら自然とお前も見ちまうだろ」

「うるさいですよ変態。セクハラ罪で告発しますね」

「お前って本当に俺のこと嫌いだよな」

「嫌いです。」

金森さんはそう言い切る

そしてちらっと高木さんの皿を見る

「というか高木さんが少ないんじゃないですか?それでも男ですか?だらしない」

「お前は毎回毎回一言多いんだよイラつく。それに男でも少食なんてうじゃうじゃいるっつーの」

「でも5皿って・・・そんなんだから他の課からゴボウって言われるんですよ」

「俺にゴボウの要素どこにもなくね?それとも5皿だから?」

「うるさいです。」

「こいつ・・・」

そう言っていくらを1口で口に入れる金森さんを高木さんが怒りを抑えながら呟く

もう高木さんの怒りを鎮める方法はあの禁句を言うほかなかった。

「お前そんなに食うと・・・」

口元を緩ませる

「太るぞ?」

「・・・・・・・・・」

明らかに金森さんの空気が変わった

氷室さんと小暮さんも若干冷や汗を垂らしながらちらりと金森さんの様子を伺うほどに・・・

「・・・・・・さい」

「は?」

「・・・死んでください」

金森さんとは思えないほど低い声が返ってきた

「そんな頼まれても死ねねぇし、俺は忠告をして・・・」

「高木さんも魚の切り身の気持ち味わってみますか?」

「何その脅し文句初めて聞いた」

「高木さん不味そうだからレーンにしばらく流された挙句捨てられる切り身になってみませんか?」

「金森、自分の職業忘れるな!」

「氷室、私はね・・・このサングラス不審者野郎に説教をしてるの。女の子に言ったらいけないこともあるんだよって・・・だから口挟まないで?」

「・・・」

説教じゃなくて脅しだというツッコミもできないまた氷室さんは引き下がる

もうこれは高木さんが謝るまで待つしかない

誰もがそう思った瞬間

「仲がいいのは微笑ましいことですが、私を挟んで喧嘩は辞めてくれませんか?」

今まで見たことのない笑顔で中川さんが二人に言った

その迫力は特務課は永遠に忘れないだろう

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ゆうりん - ティアリストさん、返信ありがとうございます!そんな裏話があったんですねw (2017年3月27日 0時) (レス) id: 955e9ba672 (このIDを非表示/違反報告)
ティアリスト(プロフ) - ゆうりんさん» コメントありがとうございます!回転寿司はパターンを変えている小説の書き方の中でも好きな書き方だったので私自身もとても楽しみながらかけました!このネタは焼肉屋に行った時に思いつくという謎の裏話もあります(笑)これからと応援よろしくお願いします! (2017年3月21日 22時) (レス) id: 38e65c6bf8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうりん - すごい面白いです!私のお気に入りは、回転寿司と菊川警察署特務課は今日も賑やか、です!更新待ってます! (2017年3月21日 22時) (レス) id: 955e9ba672 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ティアリスト、秋怪 x他1人 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2017年3月14日 20時

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