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「お前ら、たしかエースやデュースのマネージャーになったとか言ってなかったか?」

「アイツらは『VDC』本番に向けて最後の追い込み中で、邪魔だって追い出されちまったんだゾ」

「ははっ、心に追い打ちがかかってくるよ」

結構私ショックだったんだからな!ヴィル先輩に思いっきり役立たずって言われて!

「ところで、この特設ステージってオメーらが作ってたのか」

「マジフト大会の時は、運営や整備まわりを文化系の部活が担当したからな。今回はその逆で、運動部が雑用を押し付けられてるってわけだ」

「持ちつ持たれつってことか。いいじゃねぇか、お前みたいなぐうたらの擬人化もちゃんと学校行事に参加できるってことなんだから」

「あ?お前こそ、教師のくせにここにいていいのか?こんなところでオヒメサマの護衛に勤しんでて結構なこった」

「は?こっちは全体の見回りも兼ねてなんだよ。第一、男だらけの学内にユウを一人にできるか」


……なんかおじたんとシュウ、喧嘩始めちゃった。すんごいバチバチしてんだけど。
するとラギー先輩は二人を見ながらため息をつく。

「あーあ、また始まった…」

「またって……?」

「レオナさんとシュウくん、めちゃくちゃ相性悪いんスよね。学内ですれ違えば間違いなくお互い睨みつけるし、どこ彼構わず口論始めるし……この前授業中も言い合いになったとも…………」

わあ、相性最悪じゃん。心理テストでもこんな結果出ないよ。同い年ってことも関係あるのかな?


「……そ、そういえばステージは生徒が作るんですね!業者とかがやるもんじゃないんですね!」

私はこのバチバチ雰囲気を抑えるためにも、ラギー先輩にそう尋ねた。

「でかい催しとはいえ、文化祭はあくまで学校行事。プロに頼ることもあるけど学生の手で作るのが基本ッス。
ま、これも体験学習の一環ッスね」


「なるほど……」と呟くと後ろから足音が聞こえたかと思えば、再び耳に馴染んだ声が聞こえた。



「キミたち。設営中におしゃべりをしているとは随分余裕がおありだね。作業は予定通りに進んでいるのかい?」

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紅葉(プロフ) - 星空ブリキさん» いや、ほんと……来ちゃうよ……ディアソ最推しはツノ太郎なんだが、ヤツはオバブロの匂いを漂わせてやがる…!でも彼がオバブロすると真面目に世界崩壊免れん()とにかく最後、推しが笑っていれば全て解決なのだぁ!!!!!! (2022年12月18日 19時) (レス) id: 3f443412c7 (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ - 7章くるね…ディアソ民(主に俺はセベク推し同担かもん)にとっての最高の祭りじゃ。皆のもの、(推しに)太る準備はできた() (2022年12月18日 18時) (レス) @page26 id: d2bad01efc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅葉 | 作成日時:2022年12月11日 15時

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