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葛藤ジェネレーション! ページ13

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ボールルームを出た私は後をついてきたグリムと一緒にデュースを探す。広い寮内を見たけど、それらしい影は見えず、私たちは外に出た。


するとデュースは大きなため息をついて、ポムフィオーレの入り口で蹲っていた。


「はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜……やっちまった。完全に八つ当たりだ。優等生のやることじゃない。図星刺されてキレちまうなんて、だっせぇな俺……」

何やら独り言を呟くデュースに、私は声をかけた。

「こんなところにいた」

「優しいマネージャー様が、ドリンクを持ってきてやったんだゾ」

「ユウ。グリム。悪い、飛び出したりしちまって」

「まったくなんだゾ。オマエらが大会で優勝してくれねぇとツナ缶富豪の夢がパァだ。だからエペルもオメーも、早いとこ立ち直って練習に戻るんだゾ」

「はは、ほんとグリムはブレないな。……羨ましいくらいだ」

デュースにドリンクを渡すと、彼は困り眉で控えめに笑った。

「アレはエースの方にも非はあったし、デュースがずっと気にすることじゃないよ」

「つーかよぉ、デュース。なんでヴィルとエペルのイザコザに首つっこんだんだ?メンドクセーことになるのオレ様にだってわかるんだゾ」

「だよな。バカなことしたって、僕も思う」

こめかみから伝う汗を腕で乱暴に拭ったデュースは、苦笑しながら言った。

「でも、中庭の井戸の前で出会ったときからずっとエペルのことがひっかかってて」

「エペルのことが…?」

「……たぶん、僕とあいつは似てるんだ」

「えぇ?オメーとエペルが?顔も性格も全然違うんだゾ」

「グリム、そういうことじゃないと思うよ」

多分デュースが言いたいのは、表面的なことじゃなくて……デュースとエペルが持っているもののことなんだと思う。

「うまく言えないんだが『変わりたいけど、変われない』っていうか……でも自分を変える方法がわからなくてジタバタしてるっていうか。あー、くそ。
エースの言うとおりだ。僕はバカで要領が悪いから上手く伝えられない。悔しいな…………」

ナイトレイブンカレッジに入学したことをキッカケにヤンキーから優等生に変わりたいデュース、強くなりたいと思うエペル。たしかに二人は近しいものがあるのかもしれない。
落ち込むデュースに私が声をかけようとした時…。

「その悔しさは、青春の甘い痛みさ!ムシュー・スペード!」

「どうしたどうした!?元気出せよ!」

「「「うわっ!!??」」」

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紅葉(プロフ) - 星空ブリキさん» いや、ほんと……来ちゃうよ……ディアソ最推しはツノ太郎なんだが、ヤツはオバブロの匂いを漂わせてやがる…!でも彼がオバブロすると真面目に世界崩壊免れん()とにかく最後、推しが笑っていれば全て解決なのだぁ!!!!!! (2022年12月18日 19時) (レス) id: 3f443412c7 (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ - 7章くるね…ディアソ民(主に俺はセベク推し同担かもん)にとっての最高の祭りじゃ。皆のもの、(推しに)太る準備はできた() (2022年12月18日 18時) (レス) @page26 id: d2bad01efc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅葉 | 作成日時:2022年12月11日 15時

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