青春ファイト！ ページ31
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No side
「ぐはっ……！」
「おいおい、お得意の魔法はどうしたんだ！？さっきからガードしてばっかりじゃねえか！」
魔法士が一般人に魔法を使うのは御法度。更にはデュースやエペルもまだ正式な魔法士ではなく、学生の身分。許可がないと、学外で魔法は使えない。
自分の身を守ることに手一杯の彼を、ユウは見ていられない。
「名門校に通う魔法士の卵のくせに、たいしたことねぇなあ！」
「弱虫エリートくん。これに懲りたら生意気な発言は慎むんだな。オラァッ！」
「くっ……！」
ただ攻撃を受けるか避けるかしか出来ないデュースに、ドンドン魔法を打ち込んでくる。
無意識にユウの手がキーの方に伸びる。
「デュース！……俺、もう我慢できない！」
「だめだ、魔法を打つな！」
「でも！」
(僕らが魔法で市民を攻撃することはできない。だけどこのままじゃ、防御で精一杯だ。なんとかしねぇと………でもどうする！？)
(デュースとエペルが危ない……2人が怪我をするくらいなら、私が……っ！)
ユウは立ち上がり、キーを取り出そうとした時、シュウが彼女の腕を引っ張り、再び座り込ませた。
「ちょっシュウ！何して……」
「どうやら、オレたちは何もしなくていいみたいだ」
「え？」
男は再び魔力を溜め込み、デュース以上に無防備なエペルを狙った。
「こ、これで終わりだ！くらえ！」
「っ……！」
「エペル！！」
デュースが叫んだ直後、シュワアアア……！！とデュースの周りにたくさんの魔力が溢れかえる。
「なっ、なんだこれっ！？ま、魔力が溢れて…………っ！」
デュースの溜まりに溜まった魔力は、そのまま男たちの方にぶつかっていく。
「「「ぐはぁっっ！！？？」」」
強大な魔力を受けた男たちは次々に砂浜へと倒れ込む。デュースはポカーンとその様子を見つめていた。
「………………えっ？あれっ？い、今、なにが起こったんだ？こいつらなんで急に倒れたんだ？」
「今のって、もしかして…………？」
「えっ、デュースが使ったのって…」
「なるほど…………
何が、“要領が悪い”だ」
シュウが不敵に笑う姿を捉えた者は、誰もいなかった。そのはず、彼の口元はマフラーで隠されているのだから。
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紅葉(プロフ) - 星空ブリキさん» いや、ほんと……来ちゃうよ……ディアソ最推しはツノ太郎なんだが、ヤツはオバブロの匂いを漂わせてやがる…！でも彼がオバブロすると真面目に世界崩壊免れん（）とにかく最後、推しが笑っていれば全て解決なのだぁ！！！！！！ (2022年12月18日 19時) (
レス) id: 3f443412c7 (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ - 7章くるね…ディアソ民(主に俺はセベク推し同担かもん)にとっての最高の祭りじゃ。皆のもの、(推しに)太る準備はできた() (2022年12月18日 18時) (レス) @page26 id: d2bad01efc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅葉 | 作成日時：2022年12月11日 15時
