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エペルの見つめる先には、まるでお城のような建物が立っていた。ポムフィオーレとはまた別のベクトル……白と水色を基調とした、王子様でも住んでいるかのような学校だ。
「凄い……立派な建物だね」
「ロイヤルソードアカデミーもナイトレイブンカレッジと並ぶ、魔法士養成学校のトップ校だ。同じくらいの力があると見ていい」
校章も二匹のユニコーンが盾を挟んで立っており、その盾には剣が突き刺さっている。
わーお、うちの真っ黒な学園とは大違いだね()
「もしこして、あれがロイヤルソードアカデミー？すごい……学校なのに、王様が住んでるお城みたい」
「僕も学園の展望台から遠目で見たことはあったけど近くで見るのは初めてだ。本当に華やかな建物だな」
「マジフト部の先輩たちは、みんな『いけ好かないお坊ちゃまばかりが通ってる』って言ってたけど……。『ＶＤＣ』に出場する、ネージュもあそこにいるんだよね」
たしかにあの学校にウチみたいな性格ねじ曲がっている人は少なそうだね……。
「………………スゥーーーーッ……」
するとその時、デュースが大きく息を吸い始めた。
「僕はーーーーー！！！！！絶対に負けねぇからなーーーーーッ！！！！」
「わっ！」
「いきなりなんだアイツ……」
私はデュースの大声にビックリして、こけそうになるが、すぐにシュウが直してくれた。その本人は不可思議なものを見つめるような目をしている。
「！？ど、どうしたのデュースクン、急に大声で……」
「僕は確かに頭も悪いし要領も良くねぇよ！！！」
「……！」
「不良ワルだった時の癖も抜けねえし、すぐカッとなって手が出ちまう！でも、これでも精一杯、やってんだよ！！
エースの野郎、毎度馬鹿にしやがって！！ふざけんじゃねぇ〜〜〜〜！！」
デュースは海の方へ向かって、大声で叫んだ。今までの鬱憤を全て吐き出すかのように、彼は叫び続ける。
「いつか本物の優等生になってお前のこと追い抜かしてやっからな！！！！
僕は絶対、変わってやる！！！！！！
あ゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ！」
デュースは言いたいことが終わったのか、膝に手を着いて、方で呼吸する。
「……スッキリした！」
「び………………びっくりした」
エペルも先程の私と同じような反応をした。妥当だと思います、ちなみにシュウも今同じ顔してます。
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紅葉(プロフ) - 星空ブリキさん» いや、ほんと……来ちゃうよ……ディアソ最推しはツノ太郎なんだが、ヤツはオバブロの匂いを漂わせてやがる…！でも彼がオバブロすると真面目に世界崩壊免れん（）とにかく最後、推しが笑っていれば全て解決なのだぁ！！！！！！ (2022年12月18日 19時) (
レス) id: 3f443412c7 (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ - 7章くるね…ディアソ民(主に俺はセベク推し同担かもん)にとっての最高の祭りじゃ。皆のもの、(推しに)太る準備はできた() (2022年12月18日 18時) (レス) @page26 id: d2bad01efc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅葉 | 作成日時：2022年12月11日 15時
