苦悩シャウト！ ページ18
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デュースとエペルはマジカルホイールに乗り、私はシュウの箒に乗り、2人の後を追った。
「あ、止まった」
「海……？」
着いたのは、海岸だ。
私とシュウは近くの岩陰に隠れながら、二人の様子を見守ることにした。
「よし、ついたぞ」
「ぷはっ……！デュ、デュースクン意外と飛ばすからびっくりした……」
「えっ、そ、そうか？これでもゆっくり……いや、なんでもない」
ヤンキー時代に乗り継いでいたのか、デュースはマジカルホイールの運転に慣れていた。エペルの言う通りかなりぶっ飛ばしていたが、デュースは何もなかったように話し出す。
「それにしても、さすがはイグニハイドがカスタムしたマジカルホイール。ものすごくたくさん機能がついてて乗りこなすのに苦労した」
「え。そうなの？」
「ああ、普通のはこんなについてないんだ。だからあんなにスピードが出たんだと思う」
「ふふっ。でも、すごく気持ちよかった！僕、ドライブ好きなんだ」
意外にもエペルはドライブが好きな様子。新たな一面を知った私は声を上げた。
「意外……エペルってなんか林檎の写真撮るのが好きかと思ってた」
「どんな偏見だと言いたいが、それも一理あるな」
実家の林檎の木の写真を撮りまくって、部屋中に飾っている気がするよ、ホント。
「けど、良かったの？外出許可ももらわずに学園を出てきちゃって」
「うっ……勢いで学園を出てから、外出許可のことに気づいたんだ。後で一緒に怒られてくれ」
「ヴィルサンたち、今頃カンカンかなぁ」
この後怒られると確定しているが、エペルの表情に不安は一切なく、むしろ笑顔で答えていた。
その時、波がザザーンと揺れ、2人の方に押し寄せた。
「……僕、この島に来てから、初めて海に来たかも」
「ナイトレイブンカレッジはこの『賢者の島』でも北側の山の上にあるからな」
「南側の海岸沿いにはロイヤルソードアカデミーがあるもんね。……あっ」
そういえば、ナイトレイブンカレッジがある場所なんて、あんまり考えたことなかったな。
というか、ライバル校が真反対にあるなんて、どんだけお互いが嫌いなの？たまたまだとしても、凄いよ逆に。
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紅葉(プロフ) - 星空ブリキさん» いや、ほんと……来ちゃうよ……ディアソ最推しはツノ太郎なんだが、ヤツはオバブロの匂いを漂わせてやがる…！でも彼がオバブロすると真面目に世界崩壊免れん（）とにかく最後、推しが笑っていれば全て解決なのだぁ！！！！！！ (2022年12月18日 19時) (
レス) id: 3f443412c7 (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ - 7章くるね…ディアソ民(主に俺はセベク推し同担かもん)にとっての最高の祭りじゃ。皆のもの、(推しに)太る準備はできた() (2022年12月18日 18時) (レス) @page26 id: d2bad01efc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅葉 | 作成日時：2022年12月11日 15時
