【第31話】変っちゃったね ページ39
「こんな事あのお爺さんが思うはずがない。こんな事を考えるのは....」
近藤さんに続き刀でロボットを斬りながら思考を回す
気づかれないようひっそりと櫓から離れる
屋台の通りに出れば人々が出口へ逃げ惑うのが確認出来た
その中である2人組が立ち止まっていた
前の方に居た銀髪の男は後ろに居た男にグーパンチを入れ人々が逃げる方とは反対に走り出した
「殿様はもう逃げたよ」
銀時「ああ」
そして私はその場から離れようとするもう1人の男の首筋に刀を突き付けた
「やあ。会うのは久しぶりだね」
「オイオイ良いのかこんなとこに幕府の犬がいてよォ」
「幕府の犬はお前みたいな奴を捕まえるためにいるんだよ」
「変わっちまったねェアイツもお前も。もうあの時みたいな牙を持っちゃいねェ」
「高杉。お前も充分変わったさ。全てを壊そうとする思考を持つぐらいにな」
高杉「ククク。それでどうする。その刀でもう一度兄の様に首を飛ばすのか?」
「兄?」
チクリと胸の辺りが痛くなる
「?」
高杉「おっと覚えてねェんだったな」
「お前は....」
高杉「忘れな。今のテメェにはいらねぇ記憶だ」
そのまま高杉は歩いて行ってしまう
兄…兄…?
「ははは…」
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作者名:理夏 | 作成日時:2019年7月7日 14時