無能女中と直哉くん。【呪術廻戦】

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Aside


直哉「2人だけの世界に入ってるところ悪いんやけど、なんで2人は知り合いなん？仲も良さそうやし。」

『いやまぁ、これにはワケがありまして…』




本来A家と全くと言っていいほど禪院家は関わりが無い家。だけど、甚壱だけは何故か気にかけてくれていた。本人に聞くと、

甚壱「御三家の一角が自分より立場が下の家を気にかけなくてどうする。」

らしい。それでたまたまA家で私と甚壱は出会った。それから色々話したら意気投合して呼び捨て＆タメ口で話す仲になった。

あ、言っとくけど甚壱に恋愛感情は無いよ。



この事を直哉様に話したらびっくりした様子でこう言った。



直哉「へー！そうなんや。甚壱くんのお友達なぁ…頭の隅っこの方に入れとくわ。隅っこの方に。」



2回言わんでええねん。あ、やべ、関西弁移ってきた。



甚壱「ともかくA、お前は実家に帰れ。何しに来たんだこんなところ。あんなに禪院家には来るなと言っといたのに。」

『え、いや、私実家に帰れないんだけど。』

甚壱「は？」

『うちのヘタレ両親が禪院家に借金したらしくてさ、私はこの禪院直哉様専属女中として借金返済が終わるまでタダ働きしないといけないんだよね。』

甚壱「なら俺が肩代わりするし、返さなくて良い。だから」



肩代わりした金返さなくて良いとか本当に甚壱は良い奴だよね。顔怖いけど。絶対甚壱の良さは私だけが知ってる。

でも…



『うちの両親バカだからさ、誰にも肩代わりしてもらわないっていう契約で金借りたらしいんだよね。』

甚壱「…救いようの無い馬鹿とはお前の両親の事を言うんだな。」

『それな。』



本当にうちの両親はバカです。



直哉「俺の存在忘れられとらん！？」

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