無能女中と直哉くん。【呪術廻戦】

リベンジ ページ37

Aside


みなさま、御機嫌よう。私は、最近直哉様に本性がバレてしまったAAと申します。

いや、あのさ、本性って言い方個人的にイタくて好きじゃないんですけど、他に良い言い回しが見つからなくてこんな言い方になってるんですよね。

なにがいいんだろ。素…？うん。素でいこう。



私は、私の仕えてる主人に素がバレていることを知ってしまった…

それでは大変！！私の株が下がってしまう！！と、言うことで本日は料理に再挑戦してみることにしました。



が、私だけに台所を任せるのは不安、という事でハウスキーパー(女中の中で1番偉い人)の、山田さんが手伝ってくれることになった。



『山田さん！！今日は何作るんですか？』

山田「え、何がいいのAちゃんは。」

『卵がけご飯。』

山田「…レベルあげようか。」

『………ロールケーキ。』

山田「おっけー。じゃ、簡単レシピにするね。まず、卵白と砂糖と牛乳、油、小麦粉、食紅、生クリーム、いちごジャムを用意しよう！」

山田「で、用意したものがこちらです。」

『！？』



そっから、卵白を、泡立て牛乳油小麦粉をふるいでふるって、混ぜて、180で15分焼いて、生クリームに残りの材料加えて泡立てて塗って完成！！



のはずだった…




山田「なんで、私が横についているのに失敗したの？」



私も分からない。山田さんが横にいるし、作るところも見られてるのに失敗するんだろ…あ！？



『もしかして…呪い？』

直哉「んなわけあるか！！！」

『あ、直哉様。』

直哉「今俺に気ぃ付いたんか。おっそ。俺見とったんやけど、そこのハウスキーパーが便所行っとる間に、お前が生地に溶かしたリコリス飴入れとったんが失敗した理由やろ。」

『ま？』

山田「絶対それよ。」



リコリス飴って世界一不味い飴って言われてるらしい。私は好きだから常にストックしてあるけど。



『まぁ、そんな事は置いといて直哉様。一旦取り敢えずこのロールケーキ、食べてみてください。』

直哉「おー。…ってまっず！！！おえっ。」




さすがリコリス飴。世界一不味い飴って言う肩書きは伊達じゃない！！！



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リコリス飴食べたことある方、良ければ感想ください。

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