無能女中と直哉くん。【呪術廻戦】

ご対面 ページ2

Aside


私はとうとう禪院家の玄関に足を踏み入れた。入った時、女中と思わしき人に声をかけられた。



女中「本日はどのようなご用件でしょうか？」

『あー…えっと、A家から参りました、AAと申します。本日から禪院直哉様の専属女中として働かせて頂きます。』



そう言った途端、女中は一瞬可哀想な物を見る目で私を見た後、ハッとしたように言葉を紡いだ。



女中「そうですか…直哉様の…案内致します。こちらです。」



そう言って案内された先にあったのは大きな襖。女中は「ここですね。」と言った後、逃げる様に居なくなってしまった。



『多分この襖の奥に直哉様が居るんだろうな…でも行きづらいなぁ…。』



そう言葉をこぼした途端、襖が勢いよく開いた。



？？「誰やお前。」



まずお前が名乗れよと、言おうとしたが、そんな事言ったら殺 されかねないので言葉を飲み込んだ。



『AAと申します。本日から禪院直哉様の専属女中として働かせて頂きます。貴方様は禪院直哉様でお間違いないでしょうか？』

直哉「そや、俺が禪院直哉。そか…お前が今日から俺の女中なぁ。まぁ、精々クビならんように気ぃつけてな。あ、一旦その面(つら)上げてみ。」



そう言われて恐る恐る顔を上げるとそこに居たのは、

某ラップコンテンツの某関西弁糸目に似たイケメンだった。



直哉「ふぅん。まぁまぁやな。乳は無いけど一応合格にしたるわ。ブスやったら不合格にしようと思ってたんやけど。」



前言撤回。某ラップコンテンツの関西弁糸目の方が何倍もイケメンだ。こいつは顔がいいが性格ブスだな。



直哉「1番重要な事聞き忘れとったわ。自分、俺の専属女中になったんはええけど何が出来るん？」



そこで私はやっと、1番重要な事を思い出した。







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私は家事が何1つ出来ないことに…！

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