君の後ろ姿 (ページ45)

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YOU ページ45

放課後

『廉、じゃあ部活頑張ってね』

廉「おん、コーチ怖い人やないとええなー
あ！帰れたら一緒帰ろな」

『きっといい人だよ。うん、わかった！』

涼介くんのとこに行かなくちゃ、

『失礼します。山田先生、用事って何ですか？』

涼「ああ、ありがとう。早かったな。

ここじゃなんだからちょっと別室行こうか」

『はい、わかりました』

なんだ、英語のことじゃないのかな？
じゃあなんなんだろう、

涼「ここなら大丈夫だな」

『ねぇ、何？英語の資料のこと？』

涼介くんは黙っている

『涼介くん？』

涼「今日は資料はいいよ。大丈夫、ありがとうな。

Aに言わなくちゃいけないことがある。

頼みたいことがあるってのは嘘。」

『そうなの、、わかった。
涼介くんの顔見ればいいことじゃないのはわかる。

全然心の準備してなかったから、
ちょっとだけ待ってもらってもいいかな』

涼「ああ。いいよ。
じゃあ、別の話でもしようか。
最近、永瀬と神と仲よくしてるみたいだな、

まあ、正直俺はちょっと寂しいよ、Aが遠くにいっちゃってさ」

『確かに、最近は廉と神くんによくしてもらってるよ
少しずつだけど、信じられるようになってきたの。

私も今日、そのことを涼介くんにお話ししたかったの

あのね、

私、廉に話したの。過去のこと、紫耀のこと。

なんか、その日は廉を信じてみようと思えたの。
今思えば気まぐれだったのかもしれないけど

だからね、もう涼介くんのことは頼らないよ。

今までありがとうね。

これからは山田せ「待って」

涼「なんだよそれ？なんで？
なんで俺のこと頼ってくれないの？
なんで永瀬に話したの？永瀬の方がいいの？」

『違う、それは違うよ

もうこれ以上、涼介くんに迷惑かけたくないの

私は涼介くんを頼りすぎてた』

涼「それは、俺がそうしてって言ったんだよ

それに、頼りすぎてもないし、迷惑でもない」

『ありがとう。でも、1人でもう頑張れる。
私は涼介くんが大切だよ。
涼介くんがいなきゃ壊れてたと思う。

私は涼介くんにはバスケ部の指導に集中してほしいの
私に割いてくれた時間をバスケ部のために使って欲しいの。あと、自分のために。

涼介くんせっかくイケメンなのに、忙しくて顔が疲れてる。もったいないよっ笑ちょっと休んで。』

涼「Aが離れたら俺、もっと疲れると思うぞ

だから離れんな、バスケの指導も頑張るし、疲れもとるから、これまで通りいてよ」