千年樹

第７話 ページ8

銀時「んで？ Aちゃん。そのストーカーについての情報とか、ある？」

「はい。‥‥実は、もうある程度のことは掴めてるんです。」

　そう言って、Aちゃんは件の『ストーカー』について語り出す。

そいつらは二年も前からAちゃんに対してつきまとい行為をしているということ。

そいつらの名前。特徴。今までにされたこと。もらったもの。

報復が怖くて、今まで誰にも相談できなかったこと。

　それもそのはず。二人のストーカーにつきまとわれていては不安だろう。しかも、二年もその状態だとすればなおさらだ。

銀時「心配いらねぇよ、Aちゃん。

この俺が、鬼退治に行ってやるから。」

「すいません、お手数をおかけして‥‥」

銀時「遠慮すんなよ。な？ Aちゃんの身の安全が大事だからよ。」

「ありがとうございます。」

　そういうことだ。まずはそのストーカー野郎からこいつを引き離さないといけない。

銀時「Aちゃん、しばらくうちから仕事場に通えや。下宿にいたら怖えだろ？」

「‥‥‥はい。」

銀時「じゃあ、決まりな。」

　持ってこれるもんは、持ってこいよ。

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