医療彼女と病弱彼氏。

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涼ｓｉｄｅ

涼「うっ・・！はぁ・・」
やべぇ。苦しい
葵がカバンを取りに行ってから１分
もう、持ちそうにない
現在は１１：４０
予定より少し早いが、帰えることにしたらしい。
そういや、葵。うちわかるのか？

ガラっ
葵が入ってきた
葵「帰りましょう。」
そう言って葵は俺を抱き自転車置き場へ向かう

下駄箱につくと
葵「靴。履けないですよね。履かせるのでよりかかっててください」
葵は俺に靴を履かせ俺を背負う

葵「涼君のうちって確か共働きで出張が多いんだよね。」
涼「うん・・そうだけど・・っ」
とぎれとぎれに言うと
葵「あ、話すのもつらいですよね。ごめんなさい
話は戻りますけど、これからうち、行きます。涼君のご両親には伝えてあるから心配しないでくださいね？」

用意周到だな・・
葵「そろそろ、うちの車来るから待っててください・・っていっても救急車だけど・・」
こいつんちの病院の救急車か・・こいつの両親、病院の院長だからな・・すげぇ
少しすると救急車が来る

葵「まっててください。すぐ、寝かせるので。」
そう言って、俺を寝かせる
葵「あ、病院じゃなくて私の家に向かって下さい。」
葵は運転手に伝える
葵「病院じゃ、落ち着かないでしょう？私の家にも医療器具も医療用ベッドもあるから。」
家にもあるのかよ・・
気持ち悪いのは一向に収まらない。
葵「寝ていいですよ。楽になります」
俺は言葉に甘えて眠ることにした。

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