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31−Oside− ページ31

｢Aさん｣





『なになに、告白？』





Aさんを呼ぶとこんな返答ばかりになったのはいつからだろうか。





俺がそれを見事に無視するから面白がってずっとやってくる。





西田がAさんに告白めいたものをした後、関田さんがすごく不機嫌だったから、





関田さんはAさんを好きなんだな、ってその時はそんな風にしか思わなかった。





てか、とんでもなく落ち込んでた理由がプリンを落としたことってピュアすぎでしょ。





でも、そんな彼女を元気付けたのは西田だったのがなんか悔しくて、





あぁ俺この人のこと好きかもっていう気持ちに気付いて、それが妙に腑に落ちた。





おしとやかな人がタイプだったはずなんだけどなぁ。





タイプなんてあてにならないなぁ。





｢Aさん｣





『はいはい、私のこと好きだって？』





｢はい｣





『ハハハ、だよねだよね、知ってる』





｢Aさんのこと好きみたいです｣





『うんうん、そうだよね、、うん、、ん、？
こ、こら！年上をバカにするんじゃないよ！』





ほら、告白だとわかった瞬間焦りだす。





可愛いなぁ。独り占めしたい。

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