〔喧嘩松〕今日から俺は君の犬 《カラ松》

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次の日学校に行くとカラ松くんが校門で待っていた

「A」

「ごめん……今は話したくないんだ」

ごめんカラ松くん
でもね、昨日の夜に決意したから
俺にいまカラ松くんにあって話する資格はない

「昨日の事は謝る！すまなかった！
こんな言葉じゃ」

「ごめん、もう少し俺に時間をちょうだい」

カラ松くんの隣を通り抜ける

ごめん


カラ松くんと対等になるために……
俺は変わらないといけないから

だから、ごめん

もう少し、もう少しだけ待ってて




学校が終わって家に帰る
夜遅くになって二人が帰ってきた

「お父さん、お母さん話があります」

「……疲れているのだけれど」

「お母さん、俺はお見合いをしません」

「なに言ってるの！！」

パンッと言う音とともに頬に痛みがはしる
いつもなら怯んでた

でも、俺は変わらないといけないから


「俺には好きな人がいます」

「誰だ……言ってみろ」

「……カラ松くんです」

「ふざけているのか？」

お父さんの声がいちだんと低くなる

「本気です、今まで育てていただいた事には感謝しています
ですが、俺は俺の事をもう自分で決めたい」

「このクソガキがぁぁあ”！！
出来損ないが！ほざくな！男だと？
見合いを断るだと？
良いかお前が産まれてこれたのは誰のおかげだ？
お前がいままで生きてこれたのは誰のおかげだ？
こたぇろぉ！！」

「お父さん、お母さんのお陰です
俺はこの家を出ます
二人が俺にかけてくれたお金は働いてかならず還します」

お父さんがワナワナと震えて拳を振り上げた
顔を殴られて後ろに倒れる頭がくらくらする
そのまま何度も蹴られる

「この！クソ！ガキが！
ふざけるな！お前は俺達の言う事聞いてれば良いって教えただろうが！！
迷惑しかかけねぇクズが！！なんで産まれてきたぁ！！クソガキが」

「……誰かを愛するためだ、そうだろA」

「カラ松くん……」


なんでここに
家は知らないはずなのに


「少々お邪魔させていただいた」

「不法浸入だぞ！！お前、このクズが惚れたと言った男か」

「Aはクズじゃない
なぜ、親がそんな事を言う
それに良いのかさっきのを全部録画させてもらった
訴えを起こしてもかまわない」

「くっ、クソガキがぁ！！どいつもこいつもふざけやがって！！」


カラ松くんに殴りかかるお父さんを押さえる
俺を殴るのは別にいい
でも、カラ松くんを傷付けるのは例えお父さんでも許せないんだ

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