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今日は順番的にカラ松くんかな?
退院の手続きや準備を済ませて待つ
だけどカラ松くんは何時までたっても来なかった
忙しいんだよ、たぶん
夜ベッドに横になって考える
明日は土曜日だから家にいないといけないな
お母さん達に迷惑かけたこと謝らないと
――
カラ松視点
「なあ、お前さお見舞いかねぇの?」
おそ松兄さんが目の前に立っていう
「……行けるわけない
俺がAと仲良くなりたいと言ったばかりにアイツは怪我したんだ」
「別にお前がそれでいいなら良いけどさ
それで一松がAに手出したら暴れるわけ?」
「それは……」
「お前はアイツの何なの?
何に成りたいの?」
「……わからない」
「はぁーつまんねぇ奴
根性もない覚悟もない
甘ったれんのもいい加減にしろよ」
おそ松兄さんの言葉に開こうとした口が閉じた
何も言えなかった
それでも、俺は見舞いに行けない
もしも、またこんなことがあったら
アイツはまた自分の身も顧みず助けにくる
頬に垂れたあの血の暖かさがまだここに残ってる
忘れようと何度も顔を洗っても消えない
怖いんだ、アイツが傷付くのが
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