〔喧嘩松〕今日から俺は君の犬 《カラ松》

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今日お見舞いに来たのはチョロ松くんだった


「チョロ松くん」

「体は大丈夫？昨日一松とカラ松が大乱闘してさ
それにおそ松兄さんが止めに入って大変だったよ
何かあった？」

「それが……」


一通り話終えるとチョロ松くんは頭を抱えた

「はぁーごめん
A怖かっただろ？」

「大丈夫だけど……
でも、俺達は男同士だろ」

「そうだね
俺達六人さすごく似てるだろ？
今まで一人が好きになった人は他の５人も好きになったんだよ」

「えっ！？」

「だから、後はそれぞれの気持ちとAしだいかな」

「ちょっと待ってでもさ
だったら皆俺のこと好きなの！？恋愛感情的な意味で」

「落ち着けって！まぁ、六人もいるからさどれかは気に入るだろうし
それが俺だったら良いなくらいは思ってるし
チャンスがあればつかんでいくつもりだけど」

「結構ガチじゃん！」

「まぁ、Aの気持ちしだいでしょ？」

「チョロ松くんっ！！」

ガバッと嬉しさのあまり抱き締める
一松くんの後がチョロ松くんでよかった
こんなに大人な対応してくれるなんて


「ちょっ！ちょっと、A
そう言うこと誰にでもしたらダメだろ！
だから、一松にそんな事されるんだよ」

「うっごめん」

ぱっと離れて頭を下げる


「本当にありがとう！
良かった〜これで今日は眠れそうだよ」

「あはは、単純
お礼を言うのはこっちだよ
あのとき助けてくれてありがとう

でもな、もっと自分を大切にしないとダメだぞ
あんな戦いかたするんじゃない」


「チョロ松くんお母さんみたい」


「うるせぇ！
あ、Aの両親どんな人なんだ？」


「あーうん、凄い人達だよ、二人とも会社の社長で
だから、ほんとはもっと良い子でいないといけないんたけど
俺、出来損ないだから。いっつもガッカリさせちゃう」


「そんな事言うなよ……
お前は優しすぎるんだよ、だからそんな事言うんだ」


ぎゅっと抱き締めてくれるチョロ松くんの背中に手を回す
ああ、人って暖かいな


「ありがとうチョロ松くん」

チョロ松くんの背中が少し震えていたのはたぶん俺の気のせいだから

――――
チョロ松くんは私の中で元ヤンなので
今は常識人になりかけてるヤンキーです
なので口調がおそ松くんにちょっと似ています

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