〔喧嘩松〕今日から俺は君の犬 《カラ松》

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トド松視点



Aには気付かれないよにしないと


家で十四松と遊んでいるAにそっと目をやってスマホを確認する



話は今日の朝まで遡る



一時間目、先生に気がつかれないようにスマホを確認すると



何だか不穏な動きがあるらしい



と連絡が入った



僕らとAが一緒に行動することに不満があるやつがいるみたい




まあ、Aは強いって噂だから僕らが嫌いな奴からしたら最悪だろう




急いで兄さん達にメールで連絡する



「先生、すみません
ちょっと調子が悪くて」


先生の許可を貰って屋上に行くとカラ松兄さん以外の全員がいた

「くそ松は？」

「あーAとイチャイチャしてんじゃね？
で、トド松どうした？」

おそ松兄さんが話しかける

「喧嘩売られるかも
どうする？」

「へぇ、トド松が言うんだったら売られるんだろうね
Aがこっちに付くのが嫌な奴なんていっぱいいるしね」


チョロ松兄さんが呆れぎみに笑う


「なるほどね〜
で、いつかわかるんだろうな？」

「今日の放課後だよ、おそ松兄さん
どうする？」

「先手を打つぜ、一松、トド松、十四松はAと一緒にいろ
今日は家に誘うから、俺とカラ松とチョロ松は潰しにいく」

「……大丈夫なの」

一松兄さんが尋ねる
これは僕も同感だった
敵の数は多いだろうし、３人で相手するなんて


「まぁ、大丈夫だよ
なんかあれば連絡するからそのときは助けに来て」

「わかった〜！！」

「頼んだぜ、十四松！
あと、Aは巻き込むなよ
どうせ戦力になんないから」


「わかってるよ」


それから、放課後になって３人と別れて今に至る
普通ならもう帰って来てもいい時間だ

大丈夫かな……

「どうした？トド松くん、大丈夫？」

「あ、うん！大丈夫だよ」

「心配事？」

「うん、明日の学校で当てられてるんだよね
大丈夫かなーって」

うまく誤魔化せたかなと思って顔を見ると
納得がいかないような顔をしてた

「あんまり危ない事しちゃダメだよ」

そう言って優しく抱き締めてくれる

ダメだよ、そんな事されちゃ


“好きになっちゃうじゃんか”

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