〔喧嘩松〕今日から俺は君の犬 《カラ松》

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教室に戻るとおそ松くんがにやにやしながらこっちにきた


「二人で何してたのかな〜」

「え、あ何もしてないぞ！」

「ふーん、じゃあその首筋は大きな蚊に刺されたんだな」

カラ松くんがバッと首筋を押さえて顔を赤くする

「あ、そうだ！A、放課後また家にくるか？」

「いいの！？おそ松くん」

「いいぜ！あいつらも喜ぶしな」

「じゃあ、お土産持っていかないとね」


学校が終わっていったん家に帰ってからおそ松くんの家に向かう
家にはお父さんやお母さんが貰ってくるお菓子がたくさんある
それをあげるのは自分でもどうかと思うけど

基本食べきれなくて捨ててるし

それなら、食べて貰ったほうが良いだろう

と勝手に結論付けておそ松くんの家を尋ねた

「……いらっしゃい」

「お邪魔します、一松くんであってる？」

紫色のパーカーをみて判断する
松野家では担当カラーがあるらしい
授業をサボっているときにカラ松くんが話してくれた

「そうだよ」

「良かった、カラ松くんいる？」

「さあね」

二人で居間に入ると居るのは十四松くんとトド松くんだった


「いらっしゃい！A！」

「うぉー！！ヤッホー！」

トド松くんが突進してきてハグしてくれる
それを受け止めて、トド松くんにお土産を渡す

「お土産、皆で食べてね」

「え、いいの？すごく高そうだよこれ」

「良いよ、家にあっても誰も食べないから」

「へぇ、お坊ちゃんだったんだ
どうせ狭い家だって思ってんでしょ」

「俺の家は広いけど寂しすぎるよ
こんなに賑やかなら良かったのに」

本心だった
トド松くんと一松くんが一瞬言葉に詰まった

「俺！俺がAの家に行こうか！？」

「十四松兄さんずるいよ！！僕も行きたい」

「僕は別に」

「皆が来てくれたら楽しそうだ
それにしても３人遅いね」


来いって言ったのおそ松くんなのに……
どうしたのかな？

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