〔喧嘩松〕今日から俺は君の犬 《カラ松》

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カラ松くんは甘えん坊だと思う
弟達が多いから甘えられなかったのかな

それか性格的なものなのかな


カラ松くんと俺は資料室の床に座ってるんだけど

カラ松くんが隣にぴったりとくっついていて

鏡を取り出して自分の首筋を見て

痕を触って、顔を赤くしてる


「痕つけたの怒ってる？」

「怒るわけない！！
それより……お前は嫌じゃなかったか？
俺達は恋人でもなんでもないし
俺は男だし」

「俺は嫌じゃなかったよ
俺は人と付き合うのってよくわからないけど
カラ松くんに痕つけられても全然嫌じゃなかったよ」


不安そうなカラ松くんの頭を撫でると顔を向こうに向ける
照れてるんだろうな

「他の誰かにさせるなよ」


「うん！」


ここは時間がゆっくり流れてるみたいだ
家にいる時は時間がゆっくり流れるのが怖かったけど

今は違う

幸せな気持ちのままゆっくりと流れてる
こんな時間が続けば良いのに


「A、？大丈夫か」

「大丈夫だよ？どうしたの」

「いや、時々見てるこっちが泣きそうになるような顔するから」

「あはは！どんな顔だよそれ」

「ちゃかすなよ！心配なんだって
いつでも相談にのってやるからな」

「大丈夫だよ、ありがとう」


はじめはどうなるかと思ったけど
こんな素敵な友達が出来て良かった


自然と笑顔がこぼれた

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