始末屋SixTONES (ページ35)

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「食べる前にちょっといいですか。」

髙「どうした？」

「私からSixTONESの皆さんに依頼したいことがあります。」

そういうと全員から向けられた真剣な眼差しに居住まいを正す。

「お母さんとお父さんを殺した人を始末して欲しいんです。」

京「意味わかって言ってる？」

「はい。その人は私の大切なものを奪っていったんです。そのまま野放しにしておくなんてできません。

それにその人が生きている限り狙われるかもしれないっていう不安が付きまとうことになりますから。」

この依頼をしてもし成功すれば私が殺したも同然だ。だから大我は意味を理解しているのか聞いたんだろう。

別に2人を殺した人と同じに成り下がろうとどうとも思わない。生きていくためでもあるから。

樹「希望の方法はある？」

「徹底的に始末してください。組織なら壊滅を望みます。

幸いお金は2人が私のために残してくれたものがありますから、しっかり報酬をお支払いすることはできます。」

北「覚悟はもう出来てるみたいだね。」

「はい、私が生きることが2人の最期の望みでしたから。

だから、2人の望みを叶えるためにもお願いできないでしょうか。」

樹「もちろんお受けしますよ。」