* ページ8
夕ご飯を食べ終わった後、バンド練をするという6人を見送ってお風呂に入った。
誰がどの楽器なんだろう。嶺亜くんはボーカルっぽいな。センターにいそうな感じ。
克「あ、Aちゃんお風呂上がったんだね。次俺入ってこよ〜。」
『どうぞどうぞ。バンド練もう終わったんですか?』
克「うん。持ってきた楽器のセッティングとかしただけだからね。」
誰かにお風呂のこと聞かれたら俺入ってるって言っておいて!と言ってバタバタと急いで部屋に戻る姿が年上のはずなのに可愛く見える。
年は1、2歳しか変わらないのになんだか大学生ってだけで同級生とは違う気がする。
同級生の男子はうるさいだけでかわいいなんて思わないし。これは克樹くんがかっこいいからか?
多分かっこいいからだよな、なんて考えながら階段を登ると小さくギターのような音が聞こえた。
ドアの開いている部屋の一つを覗くと、そこは琳寧くんの部屋らしく筋トレをしていて、
もう一つの開いている部屋をちらっと覗くとそこは矢花くんの部屋。ギターの音はここから聞こえてきたようだ。
矢「あ、ごめん。うるさかった?」
『全然!さっきまでお風呂入ってたし、うるさくないので気にしないでください。』
ありがと、と言ってまた練習を始めた矢花くんの邪魔をしないように自分の部屋に戻ろうとすると後ろに今野くんが立っていた。
今「矢花の部屋でポテチ食べる?」
夜にポテチという罪悪感より、ミステリアスな今野くんと話してみたいという気持ちの方が勝ってこくりと頷いた。
234人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ひとみ(プロフ) - 面白いです^_^誰とくっつくのかドキドキですね。応援してます♪ (2021年1月17日 16時) (レス) id: 2a87ced4d7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みん | 作成日時:2020年12月5日 23時