Masquerade15 ページ17
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愛華ちゃんとカナエの焦った顔が私には見えておらず、まぁそれくらいならいいか。と前に寄った瞬間___
ガシッ
びっくりして閉じた目をゆっくり開けると、私の仮面に目掛けて伸びていた腕はカナエの手により止められていた
カナエ「っぶな...出禁にされたい?」ニコ
カナエを見ると冷ややかな目を客に向けていて瞳には光が届いておらず、暗く濁って見えた
客「おまっ...この俺を出禁に出来るとでも思ってんのか?あ??」
いつの間にか愛華ちゃんが助けを呼びに行ったのかカナエと同じように仮面を被った男性___クズハと呼ばれてた男性とモチさんが来た
カナエの反対側に立ち、2人で客を挟んでいる
クズハ「..いくらVIPだからって何してもいいと思わない方がいいっすよ」
客「は?お前が出禁に出来る決定権はないだろうが!」
モチ「僕には決定権ありますが...どうします?」
モチさんは私の前に立ち、私を背中に隠してくれた
自分の行動に怖くなって、目の前の私より大きな背中に抱きついた
モチ「アッ、、、スッーーーーーーー」
客「ちっ!」
バンッとカウンターにお札を数枚叩きつけてカナエとクズハさんの手を振りほどき客は姿を消した
クズハ「...ちゃんと店から出たか確認してくる」
モチ「頼みます。カナエくんもお願いしていいですか」
カナエ「......分かった」
モチ「愛華さんここ頼んでもいいですか」
愛「任せて!」
目の前の背中に抱きついてから一切動かなかった身体がピクッ、と動いたから慌てて背中から離れると
振り向き私と目を合わせ
モチ「ちょっと上に行きましょうか」
うん、と頷くとニコッと笑い私の頭を撫で、左の腕を差し出してきた
遠慮なく左腕を掴みモチさんについて行った___
※(1番上が地上階→1階、その下が従業員専用の階→地下1階
その下がVIP専用の階→地下2階です)
地下1階に上がり、従業員入口の暗証番号を入力して中に入った
1階と同じようにカウンターもテーブル席もあるが、人は誰もいない
高級そうなソファまで進み、モチさんが腕を外してソファにゆっくりと座り、隣をポンポンと叩く
モチさんが離れてからまた恐怖が襲いかかり、身体が震えだした
自分の両腕をクロスさせ、腕をさする
モチ「怖い思いをさせてしまいすみませんでした...僕は怖くないですか?」
うん、と頷くと腕を勢いよく引かれ、ソファに落ちると私の身体を包むように腕が回った
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あまつかあくま(プロフ) - 名無し42641号さん» 名無し42641号様コメントありがとうございます!ご愛読誠にありがとうございます☺️リンクを貼りしましたので、恐らく飛べると思います♪ コメントありがとうございました🙇🏻♀️ (6月7日 7時) (レス) id: b53ee9f0f1 (このIDを非表示/違反報告)
名無し42641号(プロフ) - コメント失礼します、いつも楽しく拝見させて頂いています!!是非新しい話見てみたいです!無理の無いよう頑張ってください☺️ (6月5日 19時) (レス) @page38 id: 335ec88034 (このIDを非表示/違反報告)
あまつかあくま(プロフ) - 銀鮭さん» 銀鮭様コメントありがとうございます!全員分のパターンでいきたいと思います!!!銀鮭様が満足できるように頑張りますのでよろしくお願いします☺️ (6月3日 21時) (レス) id: b53ee9f0f1 (このIDを非表示/違反報告)
銀鮭(プロフ) - コメント遅くなってしまい申し訳ございません🙏欲を言うと全員分見てみたいですが、作者様あっての私ですので、作者様の無理のない方でお願いします! (6月3日 19時) (レス) @page36 id: 34a0ab0d17 (このIDを非表示/違反報告)
あまつかあくま(プロフ) - りえさん» りえ様コメントありがとうございます!かしこまりました!全員のパターンで書いていきます!コメントありがとうございました☺️ (5月29日 0時) (レス) id: b53ee9f0f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あまつかあくま | 作成日時:2023年4月18日 18時