簡単に突破されたら困ります ページ7
「千歳A。僅か14歳という若さで御影コーポレーションの企業秘密情報セキュリティプログラム『CHI-TS』を完成させた。2年経った今でも、そのセキュリティが突破されたことはなく、ハッキングを試みた者のほうがその個人情報を抜き取られる自動ハックシステムを搭載。その技術から、業界では天才として注目されている」
『御影玲王。総資産7058億を誇る御影コーポレーション御曹司。頭脳明晰で眉目秀麗。サッカー歴は僅か半年という短さで
目の前の彼から私のことを説明的に話され、つい私も対抗して相手のことを説明的に話してしまった。
すると、彼は少し目を見開き、その大きな瞳を輝かせた。
「俺のこと、知ってんのな」
『は、はい。一応、このプロジェクトの全情報管理しているので、私。…嫌ってほど目を通しているのでそりゃ覚えますよね』
「てことは、まさか全員分覚えたのか？」
『はい。…まあ、入寮できなかった15名に関しての記憶は全て捨てましたが』
「へえ…すごいね。キミ」
ここでついに御影選手におんぶされている白髪の少年、凪誠士郎が口を開いた。
(いやキミ、さっきまで御影選手の背中で寝てたじゃん！？いつから話聞いてたの…)
「ねえ玲王。もしかしてこの子が前言ってた人？」
「ああ。前からずっと話してみたいと思ってたんだけど、まさかこんなところで会えるとはな」
『えっと…前から？前言ってたって？ど、どういうこと、ですか』
「2年前。新しいセキュリティプログラムを導入したときに、ハッキングできるか試してみたんだ。けど、全然上手くいかなくてな。最近になってリトライしてみたものの、やっぱり駄目だったんだよ」
『なるほど…。でも、そう簡単に突破されたら困るので…。「やっぱり駄目」でいいんですよね』
「確かにそーだな(笑)」
「そーいや玲王、前にパソコンハマってたよね。そん時の話？」
そうそう、なんて言いながら御影選手は凪選手の頭を片手で器用に撫でる。犬をわしゃわしゃと撫でるような撫で方で、当の凪選手はというと、目を瞑って自分の頭を御影選手の左肩に擦り寄せている。
『…イチャつくなら他所でやれっつの』
つい心の声が漏れてしまう。
「ん？ごめん、何か言った？聞こえなかった」
『いえ、何でもないです。…用件はそれだけですか。私は仕事があるので…』
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ブックマーク(プロフ) - 最高です！応援してます！ (2023年2月13日 2時) (
レス) @page14 id: 30dece2dde (このIDを非表示/違反報告)
るぁ - うぁ好き…夢主ちゃんが凄いのに謙虚だったりほかの二人も性格が良さそうなのがめっちゃ好き…とりあえず付き合ってください（？）今後の展開楽しみです！ (2023年1月30日 19時) (レス) @page9 id: b6e4bb87a9 (このIDを非表示/違反報告)
水晶(プロフ) - うわ、面白い………………！神作品ありがとうございます！！笑応援しています！ (2023年1月20日 20時) (レス) @page6 id: 001dbf15df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美少女に生まれ変わりたい一重モンスター。 | 作成日時：2023年1月17日 0時
