電話スカウト ページ2
カタカタとキーボードのタイピング音が鳴り響く。そこには、部屋中に大量にあるモニターから発せられる青白いライトを浴びながら、黙々と作業をする少女がいた。
＊＊＊＊＊
「あー、やっっっと終わった…。つーか大事な企業秘密保護するセキュリティプログラムを14の不登校小娘に任せること事態可笑しいだろ、御影コーポレーションさんよぉ」
〜〜〜♪
スマホから電話の着信音が鳴った。
『ん？電話？誰から…非通知だ』
私には、電話を掛けてくる相手なんていないので、非通知の電話を少し不自然に思いながらも通話ボタンを押した。
[もしもし。千歳Aの電話で合っているか]
[は、はい。私が千歳ですけど…。どなたですか]
[俺は絵心甚八。単刀直入に言う。君には
[
[ああ。300人の中から1人だけ、世界一の
[サッカーねえ…。つまり、私にそのプロジェクトで用いるシステム開発をしろと。そういうことですね？]
[話が早くて助かる。どうだ？働いてみないか]
[ちなみにそのプロジェクト、期間はどれくらいなんですか]
[わからない。だが少なくとも、次のU-20W杯までには終わらせる予定だ]
なんだか、嫌な予感がする。長期間のプロジェクトなら、定期的なシステムチェックが必要だ。しかも聞いた限りだとこのプロジェクトはかなり重要なものだろう。私もサッカーは詳しくないが、なんとなく分かる。きっとJFUが関わっているはず。ならば＿
[…もしかして、住み込みとか言いませんよね…？]
[？その予定だが]
[お断りさせていただきます]
[衣食住の提供と、必要機材の持込み,購入を許可する。さらに時給は3500円でいい]
っ！夜勤看護師のバイト時給相場と同じ…だと！？
[はあ…わかりました。いいですよ、そのプロジェクト参加します。必要な資料は私の仕事用メールアドレスにお願いします]
[…君なら協力してくれると思った。プロジェクト開始は2年後だ。完璧なシステム、期待している]
ピッ。と通話を終了する。完全に時給に釣られたが、2年もあれば余裕でシステムを完成させられるはずだろう…なんて思ってた時期が私にもありました。
私は直後送られてきた資料の量と要求システムの複雑さに驚愕するのだった。
『ボディスーツの順位情報から自動的に食事を用意するとか…めんどくさすぎでしょ！？』
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ブックマーク(プロフ) - 最高です！応援してます！ (2023年2月13日 2時) (
レス) @page14 id: 30dece2dde (このIDを非表示/違反報告)
るぁ - うぁ好き…夢主ちゃんが凄いのに謙虚だったりほかの二人も性格が良さそうなのがめっちゃ好き…とりあえず付き合ってください（？）今後の展開楽しみです！ (2023年1月30日 19時) (レス) @page9 id: b6e4bb87a9 (このIDを非表示/違反報告)
水晶(プロフ) - うわ、面白い………………！神作品ありがとうございます！！笑応援しています！ (2023年1月20日 20時) (レス) @page6 id: 001dbf15df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美少女に生まれ変わりたい一重モンスター。 | 作成日時：2023年1月17日 0時
