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どけヨ ページ13

お兄さんの足元にいくつもの煙が上がり、思わず銃声が飛んできた方を振り向けば



「どけヨ。散歩の邪魔アル」



フッと息で傘からのぼる煙を吹いたチャイナ服の女の子。



「・・は?」



その異色な光景に私もおじさんも目をぱちくり。



「な、ななな、なんだお前ェ!?」



完全に気が動転したおじさんにつられ、隠れていた仲間もひょっこりと姿を現す。



「なんだじゃないネ。お前らこそこんな幼気な女の子襲って何やってるアルか」

「お、お前に関係ないだろ!?」

「大いに関係あるアル。ここは定春の散歩のルートネ。早急に去るヨロシ」



淡々と言い放った少女。

相手は刀を持った男だというのに全く動じず。

ぽかーんと二人の言い合いを眺めていれば、いつの間にか囲まれてしまっていたようで



「まぁいい。二人まとめて捕らえちまえば」



女二人囲んで数の差で圧倒しようというのか、

やけに自信たっぷりに言い放ち、舌なめずりしたおじさん



「うわ、セリフくさすぎアル」

「うるせェエエエ!!」



辛辣な一言にとうとうぶちぎれた男たちは抜刀。


そんな彼らに対し



「定春」

「ワンワンッ!!」



定春と呼ばれた・・犬?



「ひょえ〜!?なんじゃこりゃ!!!?犬ゥゥウ!?」



私の驚愕の絶叫をよそに定春と呼ばれた犬(?)は大暴れ。

バッタンバッタンと攘夷浪士達を倒して行く・・が、


倒れたおじさん・・倒れたと見せかけたおじさんは大人げなくもフラリと立ち上がり定春に刃を・・



「お犬様、すんごいですけど・・ちょっとツメが甘いですよ」



大人げない大人に一蹴り。


「おお」


チャイナ服の女の子から小さく上がる感嘆の声と伸びたおじさん達。



「ワンッ!」

「お前中々やるアルな」

「そのお犬様も中々ですよ!」

「お犬様じゃないアル。定春アル」



そう言いきった女の子はにっこり笑う。



「んで、私は神楽アル」

「ああッ、私はAです!」



よろしくね、と握手した流れで買い物袋を片方持っていかれ



「やっぱり重いアルな」

「え、ちょッ」

「一人で持つのは大変でショ?私が手伝ってやるヨ」




女神が君臨なさった。

優しくして損した気分アル→←買い物帰り



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神阿(プロフ) - ☆MARIN☆さん» ありがとうございます!!がんばります!!! (2016年6月15日 20時) (レス) id: d25d67767d (このIDを非表示/違反報告)
神阿(プロフ) - 銀色ミカンさん» お返事遅れてしまってすみませんでした!勿体ないお言葉ありがとうございます!!がんばります!! (2016年6月15日 20時) (レス) id: d25d67767d (このIDを非表示/違反報告)
☆MARIN☆ - な、何かドキドキする展開になって来ましたね……! 更新頑張って下さい!! (2016年6月15日 17時) (レス) id: 8824379efa (このIDを非表示/違反報告)
銀色ミカン - お初にお目にかかります。この展開、めっちゃいい^^面白いです^^続きを楽しみにしています。がんばってください。 (2016年6月13日 15時) (レス) id: 220d4c1752 (このIDを非表示/違反報告)
神阿(プロフ) - 奈々恵さん» ありがとうございます!話の内容はもう既に決定しておりますので暫しお待ちを! (2016年5月22日 17時) (レス) id: 3a209594c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神阿 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kamiamatome/  
作成日時:2016年5月1日 21時

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