【忍たま】天然ぶりっこ奮闘記

ぶりっこ２６ ページ28

今日のランチはA定食がハンバーグ、B定食は鯖の味噌煮のようだ



実は鯖の味噌煮好きなのぉ!うれしいっ!!



「今日のお汁物はお麩とわかめのお味噌汁にするわね」




あ、それならぁ



「あのぉ、ハンバーグのソース、和風にしませんかぁ?



うふふっ、いい作り方、知ってるんですぅ」




「あらぁ!じゃあお願いするわね!!」




おばちゃんが任せてくれたんだしぃ、ぜぇーったい美味しいものにしないとねぇっ!!



そうして、私はハンバーグ、おばちゃんは鯖の味噌煮とお味噌汁にとりかかった









よぉし、完成〜





「あら、Aちゃんすごいじゃないの

すごく美味しそう!!」





「あ、ありがとうございまぁす…!
実は梨を使ってるんですぅ〜!!」




「良かったら後で作り方、教えてくれないかしら?」




もちろんですよぉ、と返した



おばちゃんにお料理を褒められるのは嬉しい
お母さんもこうやって褒めてくれてたなぁ



そのとき、ゴーン、と鐘がなった






「もうすぐ皆来るわね〜

さっ、忙しくなるわよっ、Aちゃん!!」





私は近くにあったお皿を手に取り、よそり始めた









「私A定食でお願いします!!」



「じゃあ僕はB定食っ!」




お昼の食堂は大賑わい


そりゃもうどんっどん売れてっちゃう




「あ、ハンバーグ美味しいっ」




どうやらハンバーグのソースは好評みたぁい


皆、私が作ったとわかったらぜぇーったいたべないよねぇ








「大好評ね、Aちゃん!」


「えへへ、そうみたいで良かったですぅ〜!」



「人も少なくなってきたし、もう食べちゃったら??」



この後お皿も洗わなきゃだしねぇ




「はぁい、そうしまぁす!!」









私はハンバーグ定食を手にし、席についた


鯖の味噌煮も捨てがたかったけどぉ…
自分が作ったものだしぃ、どんな味になったか知っておきたいんだよねぇ〜






食べていると


「あの、天女様」



紫色の赤目茶髪で、うさぎっぽい雰囲気のある人が話しかけてきた




うん、誰ぇ?



首を傾げると彼は




「あ、私はアイドル学年と名高き4年生の中でも最も美しい田村三木ヱ門と言います

この後、私たちと話しませんか?


他の4年生も呼んできますので」





なんだこいつぅ






「ごめんなさぁい、アイドルは私なのでぇ」









そう言うと食堂にいた全員がひっくり返った

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